5大メーカー秋の新作を調査 今年の最新シャフトは全然曲がらない!
シャフトは選び方次第で、ドライバーの性能を格段に引き上げてくれる。今年の最新シャフトの特徴を調べていくと、最新ドライバーの飛距離性能を生かすべく、“曲がらない”に特化したモデルが多かった。 ※ALBA独自の基準で計測を行っています。メーカーが表記する数値と異なる場合があります。振動数は先端重量230グラムで計測しています 写真/佐々木啓、鈴木祥、米山聡明 構成/村田辰也
配信日時: 2019年10月15日 05時10分
【今年の秋はアイアンシャフトも注目】最新の軽量スチールもボールがネジれない
20年ぶりにリニューアルされた日本シャフトの『N.S.PRO 950GH neo』。最大のコンセプトは飛び系アイアンで高い打ち出しと適度なスピン量を確保することだが、これは大型ドライバーのコンセプトと通じるものがあると村田。
「ドライバーの大型化に合わせて、アイアンも大型化が進んでいます。その中で軽量スチールも飛び系アイアンの飛距離性能を生かすために、安定した挙動と高い打ち出し、一定したスピン量を生むための設計がなされているのです。これはドライバーのシャフトと同じ方向性です」
一方、筒は軽量スチールの可能性についてコメント。
「飛び系にマッチングした設計とはいえ、安定した挙動でタイミングを取りやすいシャフト性能はどんなアイアンヘッドに合わせてもメリットがあります。しかも、ドライバーと振り心地が揃いますし、弾道の質も揃う。使わない手はないですね」
【日本シャフト】N.S.PRO 950GH neo
【POINT】どんなヘッドにも合う万能選手
筒 「先端の適度な走りで高さを出しつつ、タイミングも合うモデルですしね」
村田 「飛び系アイアンに合うって聞きましたが、どんなモデルにも合う万能性がありますね」
しなやかな剛性なのに振り心地はしっかり
MODUS3 TOUR105』と比較して、全体的にしなやかな剛性であることがわかった。「面白いのは、剛性的にはソフトでも打ってみたら“しっかり感”があること。日本シャフト独自の熱処理技術でしっかり性能を出しつつも、余分なしなりを感じさせないフィーリングを両立させたことが最大の魅力ですね」(村田)