そして、4日間の戦いを制したのは33歳の米国人、ロバート・ストレブだった。優勝争いの大詰めはサドンデス・プレーオフにもつれ込み、2ホール目で見事なバーディを奪ったストレブがケビン・キスナ−を抑えて通算2勝目を挙げた。
面白いなと感じたのは、ストレブもキスナーも、この大会に特別な想いを抱く選手だということ。ストレブは14年大会の覇者で、今回は大会2勝目で、それが彼のツアー優勝のすべてだ。そしてキスナーは15年大会の覇者。最終日の優勝争いには大会創設に貢献したジョンソンも絡んでいた。
14年大会の開幕前、まだ米ツアー未勝利だったストレブは、この地にやってきてデイリー・クイーンに立ち寄り、アイスクリームを食べたそうだ。すると初日は63の好発進。「それから毎晩、そこへ行ってアイスクリームを食べた」。とりわけ最終日はパットがさえ渡り、18ホール中11ホールを1パットで切り抜けてツアー初優勝を遂げた。
しかし、その後のストレブの成績はまるで振るわず、この3年は毎年シード落ち。この1年、試合で60台を出したことは、たった3回しかなかったが、今週は4日間すべてで60台をマークした。プレーオフ2ホール目では159YをPWでピンそばにつける快打を披露し、大会2勝目、通算2勝目を挙げた。
「今回も毎晩アイスクリームを食べに行った」というストレブの「告白」は、冗談めかしていたものの、真に迫るものがあった。