<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第11戦 マイナビカップ(一日競技)◇18日◇南総カントリークラブ 東コース(千葉県)◇6280ヤード・パー72>
横山珠々奈は、アマチュアとして先月の「日本女子オープン」などレギュラーツアーにも出場する栃木県出身の21歳だ。マイナビネクストヒロインゴルフツアーの配信で解説を務める甲田良美を通じて、同ツアーに登録し、今大会初出場する。
横山といえば8月の「NEC 軽井沢72 ゴルフトーナメント」を51位タイで終え、ベストアマを獲得。さらに2週後の「ニトリレディス」も主催者推薦で出場権を得ると8位タイでフィニッシュした。大会3日目にはベストスコア「66」をマーク。4位タイで最終日に入って優勝争いも経験し。トッププロたちに負けない堂々としたプレーでその名を知らしめた。
好調だった理由は「ドライバーが振れていたのと、パターが入ってくれた」からだと振り返る。「前は曲がったら嫌だと思いながら打っていて、それが逆に曲がることにつながったり」と無意識に抑えていた。しかし、「曲がってもいいから振ろう」という心構えで試合に臨んだ結果、好成績につながった。
レギュラーツアーで学んだことは、プレー面だけではない。ニトリレディスの最終日には同組だった上田桃子のプレーを見て感銘を受けた。プレッシャーのかかるホールでボールをフェアウェイにきっちり置いたり、勝負の場面でパットを決める姿に「強い選手ってこういうことなのか。自分もそういう部分を伸ばしていかないといけない」と考えさせられた。
17日には今大会のコースで練習ラウンドを行い、グリーンの傾斜が難しいことを実感。セカンドショットで上りのパットを残せるかがカギを握る。今季はレギュラーツアー5試合に出場し、3試合で予選を通過。直近の日本女子オープン以降は身体のケアを重点的に行ってきた。「ひさしぶりの試合なので、アンダーで回ることを目標に、上位に入れたらいいな」。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストを前にレギュラーツアーで得た自信を発揮したい。(文・小池文子)