<JMイーグルLA選手権 最終日◇19日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
初日14位と好スタートを切った馬場咲希は、トータル1アンダー・51位で4日間を終えた。2日目に大たたきして予選落ちした昨年とは異なり、まずはしっかりと週末に進出。「成長」を実感できた一方、上位争いに絡む存在感までは示せなかった。
62位から出た最終日は1イーグル・2バーディ・3ボギーの「71」。フェードとドローを打ち分けたいティショットには改善が見られたが、チャンスを生み出すはずのアイアンショットは「初日からちょっとずつ悪くなっていった」。とりわけ週末はグリーン上でも苦戦。「いい状態を維持してプレーしたいなあ…」。思わず、嘆きがもれる。
練習での好感触を、試合で発揮できなければ意味がない。その難しさを痛感する。「調子がよくても、試合に入るとうまくいくわけではない。気持ちの持ち方や、練習のいい感覚を試合で出すことが本当に難しい。4日間続けないと上位にはいけない。そういうところがまだ足りないです。気持ちが一番かな」。そう言って、悔しさをにじませた。
それでも、好プレーを思い返せば笑顔が弾ける。5番ではショット・イン・イーグルを奪った。109ヤードから50度のウェッジでの2打目が、ピン奥の傾斜を使ってカップに向かっていった。「ピンの根元が見えるか見えないかギリギリだった。『GO! GO! 入れ!』と言っていたら消えたけれど…」。でも、グリーン周りのギャラリーの反応は控えめだった。
「寄っただけかな」と思いながらグリーンに向かったら、ボールがない。「入ってんじゃん!って(笑)。“フゥ~”ってもっと反応してほしかった」と、いたずらっぽく笑った。ショット・イン・イーグルは今季2回目。前回は「アラムコ選手権」での一打で、グリーン周りにスタンドがあったことなどから盛り上がっていた。
景気づけの一発を決め、海外メジャー初戦「シェブロン選手権」(23日開幕、メモリアル・パークGC/テキサス州)へ。「メジャーはコンディションが難しくて、メンタルは普通の試合よりも大事にしなきゃいけない。耐えていく精神力を鍛えながら、そこを意識して準備したい」と意気込んだ。(文・笠井あかり)

