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成長幅は“19打+α” 勝みなみが因縁の地で悲願成就へ「あしたからガンガン攻めたい」

成長幅は“19打+α” 勝みなみが因縁の地で悲願成就へ「あしたからガンガン攻めたい」

配信日時:2021年10月2日 18時36分

この眼差しで“メジャータイトル獲得”を見据える
この眼差しで“メジャータイトル獲得”を見据える (撮影:岩本芳弘)
<日本女子オープン 3日目◇2日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>

3アンダー・5位タイで初日を終えた勝みなみが、第2ラウンドも「67」と伸ばし、トータル7アンダー・2位タイに浮上した。「勝ちたいですね」というメジャー大会だが、特に今回は大きな成長を感じる2日間になっている。

“姫”が気迫のグータッチ【大会ライブフォト】

ラウンド中に思い出すのは苦い記憶。5年前に、同じ烏山城CCで開催された日本女子オープンのイメージは今も離れない。当時アマチュアだった勝は、予選2日間とも「77」を叩いて、トータル12オーバーで予選落ち。同じ2日間で“19打”も伸ばし、「成長していてうれしい」とほほも緩む。

例えば490ヤードの難関17番パー4。当時は2打目が200ヤード以上残り、5番ウッドや4番ユーティリティなど長いクラブを精いっぱい振った。しかし今年、初日は残り161ヤードでアゲンストのなか5番アイアンを、きょうは残り155ヤードで7番アイアンを握りグリーンを狙った。「全然景色が違うと思います」。もちろん変わったのは、クラブの長さだけではない。

「ドライバーの飛距離も違うけど、アプローチ、パターも。その時は粘るゴルフができていなかった」。この第2ラウンドでも、前半から迎えたピンチをことごとくパーで切り抜けていった。17番では、残り23ヤードのアプローチからの3メートルのパーパットを外し唯一のボギーを喫したが、最終18番で5メートルを沈めバウンスバックで締めた。「安定した、粘りのゴルフができていた」。かつてできなかったプレーを、今コースで体現している。

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