<フジサンケイクラシック 事前情報◇28日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>
今大会は全国ネットのテレビ局・フジテレビが主催するトーナメント。レギュラー番組や関連番組などで、「フジサンケイクラシック」を盛り上げている。
昨年覇者の金谷拓実は、28日(水)に放送された朝の情報番組「めざましテレビ」の1コーナー『めざましじゃんけん』に出演した。「きょうに放送されたのですね、見たかったです…」。金谷に放送日は知らされていなかったようだ。
そもそも“めざましじゃんけん”とは、そのコーナーの時間になると、データ放送の画面が表示される。「めざましじゃんけん、じゃんけんぽん!」という掛け声にあわせて、視聴者が出したい手をリモコンの3色ボタンで押す(グー:青、チョキ:赤、パー:緑)。結果に応じてじゃんけんポイントが加算され(勝ち:20pt、あいこ:10pt、負け:5pt)、1週間分で貯めたポイントを使って番組へプレゼント応募ができるというコーナー。相手は番組のキャスター、旬の芸能人などが務めることが多い。金谷は今大会のPRのため出演した。
そのときに「グー」「チョキ」「パー」、それぞれ3パターンを収録。どの手が放送されたのかは金谷自身も知らなかった(結果はパー)。
「(出演ができて)うれしかったです。うちの母親が月曜日から金曜日まで一生懸命やっているみたいだけど、まだ1回も当たったことがないらしくて。収録したときに、出るかもというのは伝えた。見ていて欲しいですね」と、親孝行の一面を見せた。
昨年は、この大会で優勝し賞金ランキング1位に躍り出た。しかし、その後は学生時代から切磋琢磨をしてきたライバルの中島啓太に敗れ同ランキング3位に。今季は同4位につけているが、“賞金王への思い”は人一倍強い。
「去年は達成ができなかったから、そこが一番大事になってくると思う。けど、少しそこに気持ちが行き過ぎて苦しいときもあった…」と、素直な心境を話す。
「でも、やっぱりそこはみんなが通る道だと思うから、しっかりそのなかでもいいプレーが続けられるように。とにかく一試合一試合、一生懸命やるだけかなと思っています」。連覇、そしてその先の賞金王へ、金谷がエンジンをかけていく。(文・神吉孝昌)