<中日クラウンズ 初日◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
ツアー未勝利の25歳、前田光史朗が10バーディ(2ボギー)を奪って「62」をマーク。8アンダー・単独首位に立った。今大会は3度目の出場で、一昨年38位、昨年が予選落ち。和合でのベストスコアは「68」だったが、一気に6打更新。苦手コースでツアーでの自己ベストとなるビッグスコアを叩き出した。
「相性は良くないし、朝から雨だし、気分も下がっていたんですけど、諦めずやろうと思ってスタートしたらいきなり4連続バーディがきてゴルフの調子も良くなりました」
インスタートの10番で100ヤードから30センチにつけると、11、12番は2.5メートル、13番では5メートルを沈めた。後半も4番からの3連続を含む5バーディ。「アイアンショットが良くて、いいラインについたのでパットも入りました」と快調にスコアを伸ばした。
朝のテンションにはマイナスだった雨だが、プレー面ではプラス材料。「和合はグリーンが小さくて、硬くて止まらないというイメージだったんですけど、今日は雨でグリーンが軟らかくなって、ちょっと戻るぐらいだったんでやりやすかったです」。最後までアイアンショットが冴え渡った。
予選ラウンドは日大ゴルフ部で同期だった古川龍之介と同組。「今週も火曜日にご飯に行ったぐらいプライベートでもよく一緒にいるので、ホール間はそういう時の雰囲気で話をしてリラックスしてプレーできました」
一方でライバル心も覗かせる。プロ1年目の23年にシードを獲得した前田に対し、古川は昨年初めてシードを獲得。「同期の中で自分が最初にシードを取ったんで、初優勝も先にしなくちゃいけないと思っています」。6人がプロになった日大同期の中で先頭を走っている自負がある。
今季はそんな初優勝とともに最終的には、今年からはじまったポイントランキングレースの年間王者を目標に掲げる。「同じACNさんと契約している(金子)駆大が昨年、初優勝から賞金王になって、そういうルートもあるんだと示してくれました。負けたくない気持ちもあります」。2歳年下の昨季の賞金王もライバルの一人だ。
「明日も今日みたいなゴルフができれば最高ですけど、和合は調子次第で簡単に3オーバー、4オーバーになってしまう。高望みはせずにコツコツ頑張りたいですね」。単独首位でのスタートは昨年の「ダンロップフェニックス」に続いて2度目。前回は最終日にスコアを落として13位に終わったが、今回は最後までトップの座を守り抜くつもりだ。(文・田中宏治)
