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残り83万円でシード復帰かかる高山忠洋へ 青木功から猛烈ゲキ「勝ちに行け」

残り83万円でシード復帰かかる高山忠洋へ 青木功から猛烈ゲキ「勝ちに行け」

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年5月6日 18時35分

ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 初日◇6日◇西那須野CC(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

前週、わずか1打に泣いた男が早くもリベンジの気配だ。「ジャパンプレイヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」初日、高山忠洋がボギーなしの7バーディ「65」で回り、7アンダーで首位タイ発進を決めた。

だいぶロングヘアーになった石川遼【大会写真】

インから出た高山は11番パー5で2オンを狙った球が奥のカラーへ。カップに入れるためには一度グリーンを出るようなラインだったが、「タップインの距離に寄せようと思い過ぎていた。ある程度のところでいいと思った」と切り替えてパターで打った球が1メートルに。これを沈めてバーディを先行させると、3〜4メートルのパットを確実に決めて、「うまく逃げ道を確保しながらできた」とボギーフリー。リーダーボードの頂点に名を連ねた。

ツアー5勝の実力者ながら、高山はここ数年苦しんでいた。2018年に「眼球の中に水が溜まっている状態で、水の中に顔つけたときの状態」という目の病気『中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症』を患い、ツアーを離脱。リハビリを経て、昨年9月にようやく特別保証制度(シード選手が故障、病気となった際に保証する制度。高山の場合、9試合で約840万円加算できればシード復帰できる)で復帰したが、12位に入った「フジサンケイクラシック」以外は予選落ちだった。

それが、21年は見違えるような活躍だ。「東建ホームメイトカップ」で27位タイに入ると予選落ちの後、前週の「中日クラウンズ」では最後まで優勝争い。最後「入れたら(シード復帰)間違いないだろうな」という4メートルのバーディパットは決められず3位となり、残り2試合で約83万円が必要な状態で今大会に入ってきた。

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