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【タイ編】キャディは欠かせない存在

【タイ編】キャディは欠かせない存在

いつか海外でプレーしてみたい! そんな思いを持ったゴルファーの皆さん、アジア諸国から届いた旬なゴルフ事情を紹介しましょう。

配信日時:2019年8月17日 01時30分

一人にひとりキャディがつく

タイのゴルフで1番良いことは?

この質問の答えで最も多いのは、「プレーヤー1人につき1人キャディがつく。しかも感じが良く、楽しい」です。おまけにキャディフィが300〜500バーツ(1035〜1725円)程度と、お手ごろなのもうれしいところです。
※1バーツ=3・45円 2019年8月現在


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すべてキャディに任せよう

バンカーもキャディがならします

バンカーもキャディがならします

タイ編1タイ編2でも紹介してきましたが、日本では自分でしていることもすべてキャディに任せてください。

例えば、
・カートの運転
・ボール、クラブを拭く
・クラブの持ち運び
・ディボットの修繕
・バンカーならし
・紛失球探し、池からボールをすくう
・旗竿(はたざお)の抜き差し
・グリーンでのピッチマークの修繕
・日傘をさす
・ゴミの処理

グリーン周りでクラブを数本持っていく必要もなく、日傘までさしてくれて、本当に至れり尽くせり。タイでゴルフをすると。「まるで王様のようだ」と喜ぶ人が多いのも納得してもらえるでしょう。

余りの至れり尽くせり度合いに最初は戸惑うかもしれませんが、遠慮しなくて良いのです。とにかくキャディに任せましょう!

プレーヤーがゴルフを楽しむためにキャディがいるのですから、南国タイでの休日を、思う存分ゴルフに集中して楽しんでください。

言葉が心配!?

「タイ語どころか英語も話せないよ」とコミュニケーションを心配される人もいますが、ご安心ください。片言の日本語や英語を話すキャディも多いため、言葉の問題はさほど心配いりません。

バンコクには約10万人の日本人が暮らしているといわれています。バンコク近郊のコースの利用者は日本人が大半を占めていることもあり、キャディも日本人慣れしています。そのうえキャディはとても愛想がよく明るいです、ジェスチャーを交えながらコミュニケーションを楽しみましょう。面と向かっていれば大抵は通じますし、ゴルフ場にいてゴルフの話をしているのですから!

流暢(りゅうちょう)に日本語を話せるキャディもいるため、どうしても不安な場合は予約時に日本語のできるキャディをお願いするのが良いでしょう。その場合はチップを多めに。チップと呼ばれていますが、現実的には「キャディフィ+チップ」で労賃として扱われているので、必ず払ってくださいね。

一般的にタイ人は非常に明るく、人懐っこい人たちで、日本人には良い感情をもっています。キャディという仕事中であっても楽しむことを大切にするため、キャディ同士で冗談を言っては笑っています。そんなキャディたちに、前半のどこかで立ち寄った茶屋ででも何か振る舞ってあげるのも良いかもしれません。

タイのキャディは「早くしてください」などとプレーヤーに指示することはありません。初心者にも高圧的な態度をとることはありませんので、ご安心を。

ゴルフだけを楽しもう

ここまでは、キャディの良い面を伝えてきました。しかし、残念ながら当たりはずれがあるのも現実です。

日本語がペラペラなベテランから、臨時の高校生アルバイトもいます。それだけでなく、たまたま相性が悪いこともありますよね。言葉の問題や日本スタイルとの違いで、戸惑ったりイライラしたりすることもあるでしょう。しかし、日本ではありません、タイです。決して怒ったり、怒鳴ったりはしないでください。というのも、タイでは人前で怒られることが最大の侮辱です。上司部下、客と従業員の関係であっても、それは例外ではありません。一人の人間として、必ず対等に接してください。

そして、皆さんはタイへゴルフを楽しみに来ていることをお忘れなく。せかせかと周りを気にして、キャディにイライラしながらゴルフをするなんてナンセンス。ビールを片手に笑いながらゴルフという、最高の時間を満喫しましょう!

自身の経験談になりますが、タイでのゴルフに親しんでいくと、いつもの友達にキャディという新しい仲間が加わることでゴルフがより楽しくなり、キャディなしでのゴルフを物足りなくなってしまうのが欠点と感じています。

キャディを信用

パッティングを外したときに冗談っぽく、おしりをたたかれることあります。「次はガンバッテ」という意味ではありません。「オリンピック」のような賭けをキャディ同士でしていることがあり、あなたがはずしたことでキャディが損をしたのです。

賭けの対象!?と、気分を悪くする人もいるかもしれませんが、それだけ芝を真剣に読んでくれていると捉えれば、案外キャディとの一体感も生まれるかもしれませんね。
タイゴルフの最大の魅力!?ともいうべき、キャディについてご紹介しました。次回も現地ならではの話題をお届けしていきます!


編集協力 週刊WISE
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