韓国女子ゴルフ(KLPGA)ツアーでは、シーズン開幕前に恒例の「広報モデル」を決める。これがゴルフファンには大好評だ。今季の広報モデルに選ばれた12人は、まさにKLPGAの“顔”と呼ぶにふさわしい存在。日本女子ツアーも「JLPGA ブライトナー」制度を2022年から開始したが、これは韓国ツアーを参考にしたもの。韓国「広報モデル」は今年で17代目を迎え、過去にはイ・ボミ、キム・ハヌル、アン・シネなども選出されている。
選出方法はオンライン投票がベース。シード選手を対象とした2週間の投票に加え、協会の総合的な評価を踏まえて決定する。では、選ばれた選手たちは何をするのか? その活動は主にファンとの交流イベントへの参加、ジュニアクリニック、大韓赤十字社の広報大使など幅広い。また、ゴルフウェアから私服までさまざまなコンセプトでグラビア撮影をこなし、カレンダーやフォトブックなどの制作物に活用するという。
広報モデルの活動は、選手たちも「応援してくれるファンへの還元やメディア露出によるスポンサーへの貢献になる」と積極的で、ツアー人気を高める施策の一つでもある。
確かな技術や冷静な戦略、揺るぎないメンタルで結果を出し続ける実力はもちろん、ファッションに佇まい、笑顔とすべてが絵になる韓国女子プロたち。そんな「広報モデル」12人を紹介する。
韓国ゴルフ界の“キューティフル”
パク・ヒョンギョン
コロナ禍の2020年、世界に先駆けて開幕した韓国ツアーの開幕戦で初優勝を遂げ、キュートなルックスも相まって人気選手への階段を駆け上がった。昨季は年間3勝してポイントランキングと賞金ランキングで2位に。今季は悲願の年間タイトル獲得を狙う。今年5月には日本ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」にも初出場。プロゴルファーの父が専属キャディを務める。
【プロフィール】
2000年1月7日生まれ(25歳)、身長167cm。2018年プロ入り。愛称はキューティーとビューティフルを合わせた“キューティフル”。平均飛距離は240~250ヤード。ショートゲームが得意。ツアー通算8勝。