藍ちゃんも変更! カーボンシャフトのアイアンのメリットとは?
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2016年5月26日 11時34分
アイアンにカーボンシャフトを装着するメリットとは?
現在、アイアンにスチールシャフトを装着しているゴルファーが、カーボンシャフトに変更すると、少なくないメリットがある。まずは、なんといっても身体に伝わる衝撃が少ないこと。カーボンのほうがスチールよりも振動減衰性に優れているためで、かつて肩を故障した尾崎将司が当時としては異例のカーボンシャフトへの変更を決断したこともあり、この利点は広く知られている。
そして、重量を軽く出来るのも大きな特徴だ。現代は、70〜80g台の超軽量スチールシャフトが続々と登場しており、女子プロがこうしたスチールを使っているケースは多い。しかし、カーボンならそれよりもはるかに軽くすることが出来る。宮里が使用する60g台のカーボンシャフトだが、それと同じかそれ以上に軽くしたスチールシャフトを実現するのは、強度の問題からなかなか難しいだろう。
強度を維持しつつ、重量が軽くできれば、シャフトを長くすることも出来る。長くなれば、その分ヘッドスピードが速くなリ、弾道が高くなる効果がある。そうなると飛距離が伸びる可能性も高い。宮里のような比較的小柄な選手は、ロング・ミドルアイアンでの弾道の高さを十分に出せないケースがあるが、それを補う意味で、カーボンは有効だ。
もちろん重くすることも可能で、現在は100gを超える重量級のカーボンシャフトもラインナップされている。金属で作るスチールシャフトに比べて、カーボンシートを巻いて製造するカーボンシャフトのほうが、重量やトルク、そしてシャフトのしなり方などを幅広く変更できるのだ。
さらに、アイアンセットのシャフトをカーボンにする見逃せないメリットがもうひとつある。それは、振り感をウッド類と統一できることだ。クラブのセッティングは、重量と硬さを徐々に重く硬くフローさせて、出来るだけ、どの番手でも同じような感覚で打てるように工夫されているものだが、カーボンとスチールの素材の違いからくる感触の違いまでは払拭できない。
アイアンもカーボンシャフトになると、振った感じや打感などがウッド類に近くなり、より同じ感覚で振りやすくなる。あまり知られていないことだが、スチールとカーボンのアイアンを打ち比べてみると、その感触の差がよく分かるだろう。
そして、重量を軽く出来るのも大きな特徴だ。現代は、70〜80g台の超軽量スチールシャフトが続々と登場しており、女子プロがこうしたスチールを使っているケースは多い。しかし、カーボンならそれよりもはるかに軽くすることが出来る。宮里が使用する60g台のカーボンシャフトだが、それと同じかそれ以上に軽くしたスチールシャフトを実現するのは、強度の問題からなかなか難しいだろう。
強度を維持しつつ、重量が軽くできれば、シャフトを長くすることも出来る。長くなれば、その分ヘッドスピードが速くなリ、弾道が高くなる効果がある。そうなると飛距離が伸びる可能性も高い。宮里のような比較的小柄な選手は、ロング・ミドルアイアンでの弾道の高さを十分に出せないケースがあるが、それを補う意味で、カーボンは有効だ。
もちろん重くすることも可能で、現在は100gを超える重量級のカーボンシャフトもラインナップされている。金属で作るスチールシャフトに比べて、カーボンシートを巻いて製造するカーボンシャフトのほうが、重量やトルク、そしてシャフトのしなり方などを幅広く変更できるのだ。
さらに、アイアンセットのシャフトをカーボンにする見逃せないメリットがもうひとつある。それは、振り感をウッド類と統一できることだ。クラブのセッティングは、重量と硬さを徐々に重く硬くフローさせて、出来るだけ、どの番手でも同じような感覚で打てるように工夫されているものだが、カーボンとスチールの素材の違いからくる感触の違いまでは払拭できない。
アイアンもカーボンシャフトになると、振った感じや打感などがウッド類に近くなり、より同じ感覚で振りやすくなる。あまり知られていないことだが、スチールとカーボンのアイアンを打ち比べてみると、その感触の差がよく分かるだろう。