マスターズ開幕! 注目選手ギア事情
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2016年4月8日 10時00分
高級カスタムシャフトに優位性はあるのか?
カスタムシャフトを単品で購入すると、多くは4万円前後になり、中には6万円から8万円以上するような高価なシャフトもある。購入時にカスタムを選択すると、2万円近く高額になる場合が大半だ。これは海外も同様で、カスタムにはそれなりに費用がかかる。
なぜカスタムシャフトが高額になるかというと、素材に高価な高弾性カーボンシートを使っていたり、製法が特殊であったり、また開発費等が大きくかかっていることなどもあげられる。
その結果生まれたシャフトは、もちろん高機能なものであるのは間違いない。特にアマチュアが使用して、ボールが上がりやすく、つかまりが良くなるシャフトや、スピン量が減り、飛距離性能があがるようなシャフトに出会えると、大いに好結果が期待できるだろう。
最近では、各シャフトメーカーとも、様々なシャフトの特性のバリエーションが出揃い、どのモデルも多くの重量帯とフレックスを用意して、ゴルファーのニーズに応えている。機能に優れたシャフトが多く登場したことで、ヤマハ「RMX」シリーズのように、純正シャフトを用意しないモデルもあるほどだ。
なぜカスタムシャフトが高額になるかというと、素材に高価な高弾性カーボンシートを使っていたり、製法が特殊であったり、また開発費等が大きくかかっていることなどもあげられる。
その結果生まれたシャフトは、もちろん高機能なものであるのは間違いない。特にアマチュアが使用して、ボールが上がりやすく、つかまりが良くなるシャフトや、スピン量が減り、飛距離性能があがるようなシャフトに出会えると、大いに好結果が期待できるだろう。
純正シャフトの良さとは?
ジェイソン・デイやアダム・スコットが、高機能で高価なシャフトではなく、安価な「KUROKAGE Silver TiNi」を使う理由は、スイング中にシャフトが特別な動きをしないためだろう。すでに完成されたスイングを持つ彼らは、シャフトが特別に仕事をする必要がなく、しなりはかえって邪魔になるケースさえあるはずだ。海外のツアープロは、価格やシャフトの種類にかかわらず、そうした動きの少ないシャフトを選ぶ傾向にある。
日本未発売の「KUROKAGE Silver TiNi」は、シャフトの先端から中間にかけて、しっかりと剛性があるのが特徴で、シャフトが走り過ぎたり、しなりすぎて戻りが遅かったりすることが少ないモデルだ。いわゆる、“暴れない”シャフトといえる。
一方、アマチュア向けでは「XXIO 9」のように、純正シャフトでも手元部分のしなり感を増して、自然とコッキングが入りやすくなり、ヘッドを走らせるというコンセプトも登場している。
国内の純正シャフトの多くは、先端寄りにしなりがあり、ボールがつかまりやすいものが多い。アマチュアゴルファーの多くはスライサーだといわれているので、こうしたシャフトを使うとスライスしにくく、ボールも上がりやすい効果がある。純正シャフトも案外侮れないのだ。
こうして見てみると、高額で高機能のカスタムシャフトでも、費用の負担が少ない純正シャフトでも、大切なのは、そのゴルファーが求める性能になっていることだ。値段は安いに越したことはないけれども、決め手になるのはあくまでも結果。その上で、コストパフォーマンスに優れたシャフトに出会えれば最高だ。
日本未発売の「KUROKAGE Silver TiNi」は、シャフトの先端から中間にかけて、しっかりと剛性があるのが特徴で、シャフトが走り過ぎたり、しなりすぎて戻りが遅かったりすることが少ないモデルだ。いわゆる、“暴れない”シャフトといえる。
一方、アマチュア向けでは「XXIO 9」のように、純正シャフトでも手元部分のしなり感を増して、自然とコッキングが入りやすくなり、ヘッドを走らせるというコンセプトも登場している。
国内の純正シャフトの多くは、先端寄りにしなりがあり、ボールがつかまりやすいものが多い。アマチュアゴルファーの多くはスライサーだといわれているので、こうしたシャフトを使うとスライスしにくく、ボールも上がりやすい効果がある。純正シャフトも案外侮れないのだ。
こうして見てみると、高額で高機能のカスタムシャフトでも、費用の負担が少ない純正シャフトでも、大切なのは、そのゴルファーが求める性能になっていることだ。値段は安いに越したことはないけれども、決め手になるのはあくまでも結果。その上で、コストパフォーマンスに優れたシャフトに出会えれば最高だ。