9代目『PRO V1』いよいよ発売!前作との違いを試打比較
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2017年2月6日 06時00分
大きく変わった、フルショットでの特性
【ドライバー・アイアン】
今回の9代目『PRO V1』シリーズで、もっとも大きな変化と言えそうなのが、このフルショットの領域。特に『PRO V1』は前作と比べて、かなり明確な違いがあった。これまでの『PRO V1』シリーズの歴史の中でもこれだけ性能が変わった例はあまりないのではないだろうか。
『PRO V1』の前作との大きな変更点は、フルショットでのスピン量が減ったこと。ヘッドスピードでも違いは出るだろうが、男子プロクラスなら、おそらく平均で200〜300回転/分くらいのスピンの減少が起き得るのではないだろうか。その結果、ドライバーは前作と比べて目に見える低スピン弾道で、打ち出し角が確保できれば、キャリーもランも伸ばせる仕様になっている。アイアンも同様で、低スピン効果によって、何ヤードか飛距離が伸びそうだ。
この変更によって、これまでの『PRO V1』と『PRO V1x』の特性の違いにも変化が生じている。ドライバーで低スピンと言えば『V1x』と相場が決まっていたものが、『V1』が同等かそれ以上の低スピンとなった。打ち出し角は、『V1』のほうが低く出やすく、落下してからのランが稼げるのは、むしろ『V1』の方かもしれない。
つまり、9代目の『PRO V1』は、前作から飛び性能を強化したことが特徴と言えそうだ。どちらかというと、コントロールの『V1』、飛びの『V1x』といった印象だったものが、どちらも飛び性能が高く、アプローチで止まるボールになった。両者を選ぶなら、球の高さや打感・打音といったところになる。
これほど『V1』の性能を変えたのは、プロの要望なのだろうか。あまり性能を変えないと印象が強い『PRO V1』だが、進化する部分は進化し、変わらないところは変わらない。そのあたりのさじ加減はうまいと思う。
さて、これまでのユーザーだが、『V1x』を使っていれば問題なくスイッチできるだろう。こちらも『V1』ほどではないものの、前作からやや低スピン傾向で、アイアンの飛距離に影響があるかもしれない。
『V1』のユーザーは、これまでが適正弾道であれば、ドライバーのロフト角を少し多めにしてもいいかもしれない。ドライバーと上手くマッチングできれば、飛距離をコンスタントに伸ばせそうだ。
どちらもフィーリングが出しやすく、気持ちのよい使用感だった。すでに使用を開始しているプロも多く、今年のツアーも多くの勝利をあげそうだ。
今回の9代目『PRO V1』シリーズで、もっとも大きな変化と言えそうなのが、このフルショットの領域。特に『PRO V1』は前作と比べて、かなり明確な違いがあった。これまでの『PRO V1』シリーズの歴史の中でもこれだけ性能が変わった例はあまりないのではないだろうか。
『PRO V1』の前作との大きな変更点は、フルショットでのスピン量が減ったこと。ヘッドスピードでも違いは出るだろうが、男子プロクラスなら、おそらく平均で200〜300回転/分くらいのスピンの減少が起き得るのではないだろうか。その結果、ドライバーは前作と比べて目に見える低スピン弾道で、打ち出し角が確保できれば、キャリーもランも伸ばせる仕様になっている。アイアンも同様で、低スピン効果によって、何ヤードか飛距離が伸びそうだ。
この変更によって、これまでの『PRO V1』と『PRO V1x』の特性の違いにも変化が生じている。ドライバーで低スピンと言えば『V1x』と相場が決まっていたものが、『V1』が同等かそれ以上の低スピンとなった。打ち出し角は、『V1』のほうが低く出やすく、落下してからのランが稼げるのは、むしろ『V1』の方かもしれない。
つまり、9代目の『PRO V1』は、前作から飛び性能を強化したことが特徴と言えそうだ。どちらかというと、コントロールの『V1』、飛びの『V1x』といった印象だったものが、どちらも飛び性能が高く、アプローチで止まるボールになった。両者を選ぶなら、球の高さや打感・打音といったところになる。
これほど『V1』の性能を変えたのは、プロの要望なのだろうか。あまり性能を変えないと印象が強い『PRO V1』だが、進化する部分は進化し、変わらないところは変わらない。そのあたりのさじ加減はうまいと思う。
さて、これまでのユーザーだが、『V1x』を使っていれば問題なくスイッチできるだろう。こちらも『V1』ほどではないものの、前作からやや低スピン傾向で、アイアンの飛距離に影響があるかもしれない。
『V1』のユーザーは、これまでが適正弾道であれば、ドライバーのロフト角を少し多めにしてもいいかもしれない。ドライバーと上手くマッチングできれば、飛距離をコンスタントに伸ばせそうだ。
どちらもフィーリングが出しやすく、気持ちのよい使用感だった。すでに使用を開始しているプロも多く、今年のツアーも多くの勝利をあげそうだ。
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