ミズノの『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年1月22日 08時00分
「上手くなった気分を味わえるアイアンだ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
<試打スペック>
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』
ヘッド :クロムモリブデン鋼(4140M)精密鋳造
シャフト:N.S.PRO 950GH neo(S)
ロフト :#5/22度、#6/25度、#7/29度、#8/34度、#9/39度、PW/44度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のお話です。
『JPX921 アイアン』は、4機種発売されましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』だけが後発で、位置付けがわかりづらいところに、逆に注目して楽しみにしていました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ヘッドがシャープです。構えやすさは満点で、素晴らしいです。姉妹モデルの『JPX921 HOT METAL アイアン』がヘッド長が長めのアイアンなので、そこが気になったゴルファーには、小さめのヘッドになっている『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』はオススメです。
打ってみて、特徴的だったのは、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のショートアイアンです。『JPX921 HOT METAL アイアン』は飛び系アイアンとしての飛距離特性を前面に出して、ロフト通り、もしくは、ロフトよりも飛ぶように調整されていると感じましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』では、ショートアイアンがロフトよりも少し距離が落ちても、スピン性能の高さを利用して、距離感を安定させるように調整されていると感じました。結果として、ショートアイアンはクラシックロフトのアイアンに近くなっています。名前の通り、プロフェッショナルが好む仕上がりです。
飛び系アイアンの場合、番手差が大きくなって扱いにくい飛距離の領域が生まれることがあります。『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ヘッドスピード40m/秒ぐらいのパワーで、番手差がちょうど良くなっているのです。これには、大いに感心しました。
打ち応えは、独特のやわらかさがあります。ボールが潰れる感触があります。打音の音量は適度で、音質は少し低音ですが、小気味が良い単音です。高弾道で、強いボールになります。吹き上がらずに、直進性能が優れているアイアンです。
アイアンでスコアメイクしつつ、飛距離性能でも助けて欲しいというゴルファーに『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』はオススメです。飛ばし命のハードヒッターにも、強くオススメできます。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミスヒットにも強く、浮力もあります。アイアンとしての完成度はピカイチです。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、上手くなった気分にさせるアイアンです。4種類も必要なのか? どうして、1機種のみが数量限定発売なのか? 『JPX921 アイアン』には、いつかの疑問がありましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は遅れてきた本命なのです。新しい時代の基準点になるアイアンだと思いました。ただ、このアイアンの本当の良さを理解できるゴルファーは少数です。数量限定発売の意味は、それを証明しているといえます。
すでに数量限定のほとんどを売り切っている様子の『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』ですが、スコアメイクという意味で、こういうアイアンが市場に出たことの意味がわかるのは、数年先になると思われます。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』
ヘッド :クロムモリブデン鋼(4140M)精密鋳造
シャフト:N.S.PRO 950GH neo(S)
ロフト :#5/22度、#6/25度、#7/29度、#8/34度、#9/39度、PW/44度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のお話です。
『JPX921 アイアン』は、4機種発売されましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』だけが後発で、位置付けがわかりづらいところに、逆に注目して楽しみにしていました。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ヘッドがシャープです。構えやすさは満点で、素晴らしいです。姉妹モデルの『JPX921 HOT METAL アイアン』がヘッド長が長めのアイアンなので、そこが気になったゴルファーには、小さめのヘッドになっている『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』はオススメです。
打ってみて、特徴的だったのは、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』のショートアイアンです。『JPX921 HOT METAL アイアン』は飛び系アイアンとしての飛距離特性を前面に出して、ロフト通り、もしくは、ロフトよりも飛ぶように調整されていると感じましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』では、ショートアイアンがロフトよりも少し距離が落ちても、スピン性能の高さを利用して、距離感を安定させるように調整されていると感じました。結果として、ショートアイアンはクラシックロフトのアイアンに近くなっています。名前の通り、プロフェッショナルが好む仕上がりです。
飛び系アイアンの場合、番手差が大きくなって扱いにくい飛距離の領域が生まれることがあります。『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ヘッドスピード40m/秒ぐらいのパワーで、番手差がちょうど良くなっているのです。これには、大いに感心しました。
打ち応えは、独特のやわらかさがあります。ボールが潰れる感触があります。打音の音量は適度で、音質は少し低音ですが、小気味が良い単音です。高弾道で、強いボールになります。吹き上がらずに、直進性能が優れているアイアンです。
アイアンでスコアメイクしつつ、飛距離性能でも助けて欲しいというゴルファーに『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』はオススメです。飛ばし命のハードヒッターにも、強くオススメできます。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、ミスヒットにも強く、浮力もあります。アイアンとしての完成度はピカイチです。
『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は、上手くなった気分にさせるアイアンです。4種類も必要なのか? どうして、1機種のみが数量限定発売なのか? 『JPX921 アイアン』には、いつかの疑問がありましたが、『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』は遅れてきた本命なのです。新しい時代の基準点になるアイアンだと思いました。ただ、このアイアンの本当の良さを理解できるゴルファーは少数です。数量限定発売の意味は、それを証明しているといえます。
すでに数量限定のほとんどを売り切っている様子の『JPX921 HOT METAL PRO アイアン』ですが、スコアメイクという意味で、こういうアイアンが市場に出たことの意味がわかるのは、数年先になると思われます。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。