ブリヂストンスポーツの『TOUR B 201CB アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年11月13日 08時00分
「狙い通りにボールを止められる!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
<試打スペック>『TOUR B 201CB アイアン』
ヘッド :軟鉄(S20C)鍛造
ロフト :#4/21.5、#5/24.5、#6/27.5、#7/31.5、#8/36、#9/41、PW/46
シャフト:N.S.PRO MODUS3 105(S)
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『TOUR B 201CB アイアン』のお話です。
コースに持ち込んで、しっかりと打ってきました。
『TOUR B 201CB アイアン』は、アドレス時に、ソールがしっかりしていて安心感があります。ヘッドは小さくて、シャープです。ボールを包み込む感覚があって、アドレスすると弾道がイメージできます。これは素晴らしいです。『TOUR B』というイメージに相応しいアイアンです。
打音は、ちょうど良い音量で、金属系の締まった音質です。ハーフキャビティのアイアンのお手本のような美しい打音のアイアンです。打音だけで、『TOUR B 201CB アイアン』を買ってしまったというゴルファーの話を聞きましたが、本当に納得できます。
弾道は、中弾道で、強いボールが出ます。ロフトよりも上がる印象が多い現在のアイアンの中で、ある意味で、オーソドックスです。弾道の軌跡が美しいのも特徴です。
『TOUR B 201CB アイアン』で特筆すべきは、スピン性能です。ボールは良く止まってくれます。特にショートアイアンは、マッスルバックのアイアン並みのバックスピンがかかります。
飛距離に関しては、クラシックロフトのアイアンに近いです。ミドルアイアンは半番手ぐらい飛びますが、飛距離が出るという感覚は一切ないのです。飛ばすのではなく、アイアンの本質は止めることなのだという主張すら感じさせます。
『TOUR B 201CB アイアン』は、ゴルフが固まっていて、手足のように使えるアイアンが欲しいゴルファーにオススメします。こういうアイアンは、ありそうでないので貴重です。
個人的に、感心したポイントは、許容性は高いけれど、芯に当たったときの快感が凄い、ということです。『TOUR B 201CB アイアン』は、それだけでも十分に価値があるアイアンです。もちろん、芯を少しでも外すと鈍く重い打ち応えになります。それも『TOUR B 201CB アイアン』の個性だと考えられますが、人によっては、その部分が微妙で嫌だというケースもあるかもしれません。
ゴルフクラブのコピーは、極論を言えば、大概はクラブの真の姿を示していません。宣伝というのはそういうものです。しかし、『TOUR B 201CB アイアン』の「アイアンに求められる性能を番手別に具現化した本格派キャビティ」というコピーは、見事にこのクラブのことを言い表しています。
『TOUR B 201CB アイアン』は、本格的なキャビティアイアンが欲しい人に、打って、酔い痴れて欲しいアイアンです。
ヘッド :軟鉄(S20C)鍛造
ロフト :#4/21.5、#5/24.5、#6/27.5、#7/31.5、#8/36、#9/41、PW/46
シャフト:N.S.PRO MODUS3 105(S)
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『TOUR B 201CB アイアン』のお話です。
コースに持ち込んで、しっかりと打ってきました。
『TOUR B 201CB アイアン』は、アドレス時に、ソールがしっかりしていて安心感があります。ヘッドは小さくて、シャープです。ボールを包み込む感覚があって、アドレスすると弾道がイメージできます。これは素晴らしいです。『TOUR B』というイメージに相応しいアイアンです。
打音は、ちょうど良い音量で、金属系の締まった音質です。ハーフキャビティのアイアンのお手本のような美しい打音のアイアンです。打音だけで、『TOUR B 201CB アイアン』を買ってしまったというゴルファーの話を聞きましたが、本当に納得できます。
弾道は、中弾道で、強いボールが出ます。ロフトよりも上がる印象が多い現在のアイアンの中で、ある意味で、オーソドックスです。弾道の軌跡が美しいのも特徴です。
『TOUR B 201CB アイアン』で特筆すべきは、スピン性能です。ボールは良く止まってくれます。特にショートアイアンは、マッスルバックのアイアン並みのバックスピンがかかります。
飛距離に関しては、クラシックロフトのアイアンに近いです。ミドルアイアンは半番手ぐらい飛びますが、飛距離が出るという感覚は一切ないのです。飛ばすのではなく、アイアンの本質は止めることなのだという主張すら感じさせます。
『TOUR B 201CB アイアン』は、ゴルフが固まっていて、手足のように使えるアイアンが欲しいゴルファーにオススメします。こういうアイアンは、ありそうでないので貴重です。
個人的に、感心したポイントは、許容性は高いけれど、芯に当たったときの快感が凄い、ということです。『TOUR B 201CB アイアン』は、それだけでも十分に価値があるアイアンです。もちろん、芯を少しでも外すと鈍く重い打ち応えになります。それも『TOUR B 201CB アイアン』の個性だと考えられますが、人によっては、その部分が微妙で嫌だというケースもあるかもしれません。
ゴルフクラブのコピーは、極論を言えば、大概はクラブの真の姿を示していません。宣伝というのはそういうものです。しかし、『TOUR B 201CB アイアン』の「アイアンに求められる性能を番手別に具現化した本格派キャビティ」というコピーは、見事にこのクラブのことを言い表しています。
『TOUR B 201CB アイアン』は、本格的なキャビティアイアンが欲しい人に、打って、酔い痴れて欲しいアイアンです。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。