ヨネックスの『EZONE GT ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2020年6月19日 08時00分
「自分だけの最高の一本になるかも!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
<試打スペック>
『EZONE GT ドライバー』
ヘッド 8AL-1Mo-1Vチタン精密鋳造
フェース 6AL-4Vチタン圧延材
クラウン オープンウェーブカーボン
ヘッド体積 435cc、455cc
シャフト NST002(S)
ロフト 10度、10.5度
長さ 45.75インチ
ライ角 56.5度、58.5度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『EZONE GT ドライバー』のお話です。
ヘッドが小さいほうの『EZONE GT 435 ドライバー』は、ロフト角10.0度のほうをコースに持ち込みました。ちょうど良い高弾道で、ややドローで飛んでいきます。特別に美しい弾道です。これには惚れ惚れしました。そのように見える理由は、縦溝のミーリングが効いているからです。曲がらない=縦にボールを集める、ということなのだと思います。
ラウンド通しての平均飛距離は230ヤードでした。これはかなり飛ぶほうです。『EZONE GT 435 ドライバー』は、パワーがあるゴルファーにオススメです。
『EZONE GT 455 ドライバー』は、10.5度のロフトを打ちました。高弾道のストレート。こちらも本当にきれいな弾道です。縦溝ミーリングが効いているのです。不思議なのですけど、棒球っぽさもあって、今風な弾道です。
シャフトの長さである45.75インチを感じません。むしろ、少し短く感じるほどの打ちやすさでした。
ラウンド通しての平均飛距離は230ヤードでした。飛びます。『EZONE GT 455 ドライバー』は、それにプラスして、やさしいのです。やさしいという意味に、曲がらないということと、ミスヒットに強いということが入ります。
スインガータイプで、力まずにポーンという感じでボールを打てるゴルファーに『EZONE GT 455 ドライバー』はオススメします。他のドライバーでは未経験の飛距離を体験できる可能性が高いです。また、弾道がきれいなボールをオートマチックに打ちたいゴルファーにもオススメです。
新しい『EZONE GT ドライバー』は、一般のゴルファー向けと言いつつ、かなり絞ってチューニングされています。その証拠は、ロフトによって、全く違うドライバーになるからです。一つのロフトだけではなく、試打する際は複数のロフトを試してください。
広い範囲のたくさんの人が打てるようにすると、どうしても最高点が低くなるのが宿命です。メーカーのチューニングは、普通、90点が最高だけど、どんなクラスのゴルファーが打っても80点以下にもならないというように調整します。
『EZONE GT ドライバー』は、ドンピシャの人には120点が出るクラブですが、外れてしまうと80点になります。個人的には、ドライバーというのは、万民に合うものは信頼できないと考えています。自分だけの一本が必ずあるからです。
『EZONE GT ドライバー』は、そういう意味で、出逢いやすい思い切ったクラブです。シンデレラのガラスの靴のようなものですから、試してみるべきです。
『EZONE GT ドライバー』
ヘッド 8AL-1Mo-1Vチタン精密鋳造
フェース 6AL-4Vチタン圧延材
クラウン オープンウェーブカーボン
ヘッド体積 435cc、455cc
シャフト NST002(S)
ロフト 10度、10.5度
長さ 45.75インチ
ライ角 56.5度、58.5度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。今回は『EZONE GT ドライバー』のお話です。
ヘッドが小さいほうの『EZONE GT 435 ドライバー』は、ロフト角10.0度のほうをコースに持ち込みました。ちょうど良い高弾道で、ややドローで飛んでいきます。特別に美しい弾道です。これには惚れ惚れしました。そのように見える理由は、縦溝のミーリングが効いているからです。曲がらない=縦にボールを集める、ということなのだと思います。
ラウンド通しての平均飛距離は230ヤードでした。これはかなり飛ぶほうです。『EZONE GT 435 ドライバー』は、パワーがあるゴルファーにオススメです。
『EZONE GT 455 ドライバー』は、10.5度のロフトを打ちました。高弾道のストレート。こちらも本当にきれいな弾道です。縦溝ミーリングが効いているのです。不思議なのですけど、棒球っぽさもあって、今風な弾道です。
シャフトの長さである45.75インチを感じません。むしろ、少し短く感じるほどの打ちやすさでした。
ラウンド通しての平均飛距離は230ヤードでした。飛びます。『EZONE GT 455 ドライバー』は、それにプラスして、やさしいのです。やさしいという意味に、曲がらないということと、ミスヒットに強いということが入ります。
スインガータイプで、力まずにポーンという感じでボールを打てるゴルファーに『EZONE GT 455 ドライバー』はオススメします。他のドライバーでは未経験の飛距離を体験できる可能性が高いです。また、弾道がきれいなボールをオートマチックに打ちたいゴルファーにもオススメです。
新しい『EZONE GT ドライバー』は、一般のゴルファー向けと言いつつ、かなり絞ってチューニングされています。その証拠は、ロフトによって、全く違うドライバーになるからです。一つのロフトだけではなく、試打する際は複数のロフトを試してください。
広い範囲のたくさんの人が打てるようにすると、どうしても最高点が低くなるのが宿命です。メーカーのチューニングは、普通、90点が最高だけど、どんなクラスのゴルファーが打っても80点以下にもならないというように調整します。
『EZONE GT ドライバー』は、ドンピシャの人には120点が出るクラブですが、外れてしまうと80点になります。個人的には、ドライバーというのは、万民に合うものは信頼できないと考えています。自分だけの一本が必ずあるからです。
『EZONE GT ドライバー』は、そういう意味で、出逢いやすい思い切ったクラブです。シンデレラのガラスの靴のようなものですから、試してみるべきです。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。