令和最初のWinner、宮本勝昌を支えたクラブセッティング
text by Kazuhiro Koyama / Photo by Wataru Murakami
配信日時: 2019年5月10日 08時40分
最後のひと転がりで、令和最初の優勝
プロゴルファーにとっては、使用する道具は死活問題だ。実際にギア選びに失敗してスランプになる選手も少なくない。契約ともなると、毎年のように発売される新しい道具を試す義務も生じるだろう。クラブにしてもボールにしても、プロが培ってきた技術がさらに活かせれば良し、感覚に合わなければ成績は下降していく。
そんな中、宮本のようにジュニア時代から四半世紀もブリヂストンを使い続け、12勝もあげてきたことは並大抵のことではない。選手にとってもメーカーとってもだ。信頼という言葉では軽く感じさえする両者の絆がそこにはある。
強者が群雄割拠する最終日に、僅かな差で勝ち運を掴むことが出来るのは、そんな絆を大切に出来る選手ではないだろうか。最後まで誰が勝つか分からない混戦を制したのは、パッティングスタイル、ボールの変更など多くの取り組みが好転して、最後のほんのひと転がりで勝利を掴んだ宮本だった。そんな運気の流れを掴む人間的な強さがあった。令和最初の優勝にふさわしい、劇的な勝利だったと思う。
そんな中、宮本のようにジュニア時代から四半世紀もブリヂストンを使い続け、12勝もあげてきたことは並大抵のことではない。選手にとってもメーカーとってもだ。信頼という言葉では軽く感じさえする両者の絆がそこにはある。
強者が群雄割拠する最終日に、僅かな差で勝ち運を掴むことが出来るのは、そんな絆を大切に出来る選手ではないだろうか。最後まで誰が勝つか分からない混戦を制したのは、パッティングスタイル、ボールの変更など多くの取り組みが好転して、最後のほんのひと転がりで勝利を掴んだ宮本だった。そんな運気の流れを掴む人間的な強さがあった。令和最初の優勝にふさわしい、劇的な勝利だったと思う。