<前澤杯 2日目◇24日◇MZ GOLF CLUB(千葉県)◇6652ヤード・パー72>
ツアー通算3勝の31歳・香妻陣一朗がリーダーボードを駆け上がった。21位から迎えたこの日、10バーディ・1ボギーの「63」をマーク。トータル13アンダーで首位タイに浮上した。
要因はショットだ。「タップインバーディもいくつかあった」と振り返るように、次々とチャンスを重ねた。「ショットがすごくよくて、パッティングもいいのが入っていた。全体的に悪いところがなかった」と手ごたえをにじませた。
この日は風速3メートル。木々に囲まれたコースは風が回りやすく、読みは難しい。「(風の読みは)本当に難しくて、いくつか間違ったことがあったんすけど、最低限のミスでおさえられた」と振り返る。
その背景にあるのが、今大会特有のプロアマだ。10日間にわたって行われるなかで、香妻は最多の8ラウンドを実施。プロアマの日は、この日よりも強い風が吹いた日もあった。「強風の中でプロアマをやっていて、風には抵抗なくできた。お客様と楽しみながらコースチェックも行った。8回も回ればやっぱりいろんなことがわかってきます」とアドバンテージになっている。
会場のMZ GOLF CLUBは、前澤友作氏が所有するプライベートコース。香妻のキャップには“MZ”のロゴが入っている。「(前澤氏には)お世話になっています。可愛がっていただいています。プライベートでも仲良くさせていただいていますし、ゴルフもここ(MZ GOLF CLUB)に呼んでいただいて一緒に、2人でラウンドしたこともあります」と深い親交を明かす。
前澤氏が社長を務めていた株式会社ZOZOが冠スポンサーだった、2019年の第1回「ZOZOチャンピオンシップ」で香妻は大会アンバサダーとして主催者推薦で出場し、そこからの交流だ。だからこそ、今大会への思いは強い。「1番気合いは入れていて、前澤さんにも『勝て』と言われているので、勝つしかない。勝ちに行きます」と力強く意気込んだ。
2024年「Sansan KBCオーガスタ」以来となるツアー4勝目へ。受けた“優勝ミッション”を果たすため、さらにスコアを伸ばして最終日に挑みたい。(文・高木彩音)
