とはいえ、最終日には波乱もあった。2位に5打差でティオフしたものの、7番でボギーを叩くと、短いパー4の8番ではグリーン際のバンカーからの2打目をシャンクさせて連続ボギー。暗雲が立ち込めた。
「でも、まだ僕は2打もリードしているんだと自分に言い聞かせ、集中力を切らさないように踏ん張った」
その言葉通り、続く9番(パー3)ではピン1.5メートルにピタリと付けてバーディを奪い返すと、10番、11番とバーディを重ねた。14番(パー5)では2打目でピン5メートルを捉えてイーグル奪取。2位との差を4打に広げ、首位の座を強固にした。
最終18番(パー5)は手堅くレイアップして3打目でグリーンを捉えると、80センチのウイニングパットを沈め、相棒キャディのテッド・スコットと勝利のハグを交わした。
「今週はチャレンジングな1週間だった。きょうは、ほぼすべてがメンタルの戦いだった」
愛妻メレディスの姿を目で探し、アイ・コンタクトを取った瞬間、こわばったままだったシェフラーの頬がようやく緩んだ。
