<NTTドコモビジネスレディス 初日◇30日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6704ヤード・パー72>
新規大会でルーキーが存在感を示した。レギュラーツアーはプロデビュー戦から3試合連続で予選落ちと結果が出ていなかった松原柊亜(しゅあ)が、ここにきて7バーディ・ボギーなしの「65」をマークした。
アマチュア時代を含め、レギュラーツアー出場はこれで13試合目。ベストスコアは昨年「日本女子オープン」第2ラウンドの「70」だったが、それを大きく更新。「100点に近い」とうなずいた。
バーディを奪ったホールの多くで3メートル以内につけ、 チャンスを量産し、確実に仕留めた。「全体的によかったですが、パターが特によかった」と振り返る。
その言葉通り、武器はパターだ。「強気に打っていけるのでショートはしない」と自負する。
もっとも、好調の裏には変化があった。先週のステップ・アップ・ツアー「大王海運レディスオープン」に出場した際、パッティングを見直していた。これまではラインを浅めに読み、決めたところへ打ち出すスタイルだったが、「ラインを多めに読んでジャストに打つ練習をしていた」という。
さらにアドレスも修正。ボールの近くに立ち、グリップを短く持っていた従来の形から一転、ボールとの距離を取り、長めに握る形へと変えた。誰かを参考にしたわけではなく、自身の感覚を頼りにたどり着いた答えだが、「タッチが合わせやすくなった」と手応えを口にする。
19歳の松原にとって、会場の浜野は中学・高校時代から何度も回ってきたコース。「イメージもいい」と相性の良さも後押しする。
今季の目標は「ステップ優勝とリランキングを上位で終えて、後半戦もすべて出ること」。予選落ちが続いた序盤も「下手だった」と言い切る。ルーキー初優勝一番乗りへ、「攻めていければ」と視線は前を向いている。(文・齊藤啓介)
