■本来の姿、…ではないコンディション
舞台となった宮崎カントリークラブは、ツアー全体を通しても3試合しかないコーライグリーン。さらにはティフトン芝のラフに、海からの風、11月末ということによる気温などの難しさがあるが、「全部が真逆だった」と振り返る。
「寒くて、グリーンが硬くて速くて、風が強くて、という難しさがあまりなかったです。グリーンは“冬”のコーライではなく“夏”のコーライのように感じました。上りの逆目となれば7フィートくらいの感覚。暖かい冬の戦いでした」
ラフは「短かった」ことにより、入れても例年より比較的打ちやすい。さらに、グリーンはコンパクションが高かったものの、グリーンが重かったためダイレクトに狙いやすかった。「いつもよりパーオン率が高いと思う」と話すように、昨年のパーオン率は『60.4514%』だったが、今年は『66.5972%』と6ポイントアップしている。さらには半袖半ハーフパンツでプレーしている選手も少なくないという11月末とは思えないほどの気候。「本来のリコーの感じではなかった」と宮崎カントリークラブに新たな違った印象を抱いた。
■シーズンを通してブレないスイング