LIVゴルフの情勢は、めまぐるしく変わっていく。サウジアラビアの政府系ファンド『PIF』が、2026年を最後に資金援助を終了することを正式に発表した。またPIF総裁で、21年にグレッグ・ノーマン(オーストラリア)とともに設立からLIVゴルフを支えてきたヤシル・アルルマヤン会長も辞任した。
これを受けLIVゴルフは4月30日に、新たに独立した理事会を設置。ジーン・デイビス氏とジョン・ジンマン氏を迎え「リーグの組織体制を確立し、戦略的にリーグを発展させることに注力する」と公式声明を出した。
デイビス氏は企業の経営再建、M&Aコンサルティング、事業再編、戦略的アドバイザリーサービスを専門とするピリネイト・コンサルティンググループのCEO。またジンマン氏は幅広い分野の企業に戦略サービスを提供するコンサルティング会社の創設者兼代表を務める。両氏ともゴルフビジネスは未経験とながら、LIVゴルフのCEO、スコット・オニール氏とともに27年シーズン以降のスポンサーを獲得することを目指すことになる。
デイビス氏は「LIVゴルフは、熱狂的なファン、世界トップクラスの選手、そして確かな商業的勢いを兼ね備えたグローバルリーグを築き上げた」としたうえで、「経営陣は、ジョンや私と共に、リーグの組織体制を整備し、長期的な資本を誘致・確保。世界中でゴルフの普及を推進しつつ、事業の成長に向けた基盤を築く明確な機会を見出している。私たちは、LIVゴルフが将来的に成功を収められるよう尽力する」とコメントを発表した。(文・武川玲子=米国在住)
