<ハナ銀行インビテーショナル 2日目◇16日◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉県)◇7636ヤード・パー73>
日本と韓国の共同主管による新規大会は、第2ラウンドが終了。2週連続優勝を狙う中島啓太は、1番から午後組みでスタートすると、5番、7番のパー4でバーディを奪う。
後半に入るとさらに調子を上げ、12番パー5、14番パー4とスコアを伸ばし、17、18番(ともにパー5)と上がり2ホールを連続バーディフィニッシュとした。これで2日目を6バーディ・ノーボギー「67」。トータル11アンダー・2位に浮上した。
今日のプレーについて中島は、「今日はすごくいい流れでプレーができました。同じ組の3人ともボギーを打っていないと、終わってから聞きました」と同組の今平周吾、スンス・ハン(米国)とのプレーがリズムよく、いい流れを呼び込んだという。
連戦が続く中、体調面については、「体の疲れは少し感じてはいますけど、しっかりいいパフォーマンスができています。トレーナーさんのおかげ」というように、体のケア、トレーン二ングには余念がない。「朝が遅いスタートの日などは、マッサージに30分、トレーニングに30分程度は時間を割きます」と、万全な体調管理も好調を支える要因だ。
初日には「遅めのグリーンスピードへの対応とタッチの微調整」を修正ポイントに上げていた中島。2日目のグリーンはやや速さを増したが、「曲がるラインはブレーキが早くかかる感じなんです。特に横の大きく曲がるラインだとその傾向が強くショートしやすい」と話す。
「まずは、ブレーキがかかるポイントまで届くようにしっかり打つことを心がける」と対応策を話した中島。微妙なタッチを合わせる調整は手探りで続いているようだ。
ただ「バーディパットが入らなくてもなるべく気にしないようにプレーする」と、明日からの戦いに向け心構えもできている。
スコアの目標は立てなかったという中島。3日目は最終組でのスタートとなるが、「まずは置いて行かれないように、悪くても4打差以内にはいたいと思っていた」と話した。首位とは2打差。ムービングデーはどんな展開になるのか? 中島の戦いに注目があつまる。(文・土屋裕一)