【松山英樹のアイアンスイング】右肩を目標に押し出すから大きなフォローになる
全米プロゴルフ選手権が開幕。理論派プロの谷口拓也が世界のトッププロのスイングを分析します。
配信日時: 2017年8月9日 07時52分
右肩を目標方向へ押し込む動きを行うことで、フォローで両腕が伸びる
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両肩を縦回転させて右肩を下げながら目標へ伸ばすで飛距離アップ
大きなフォローを作るポイントは、右肩にもあります。もちろん彼の場合、アゴが右方向を向くほど頭を残してスイングしていおり、このビハインド・ザ・ボールの形も大切な要素ですが、これだけでは大きなフォローは作れません。右肩を目標方向へ押し込む動きを行うことで、フォローで両腕が伸びる動きが可能となります。これは両肩を縦回転させて右肩を下げながら目標へ伸ばすことで可能となるのです。これでインパクトゾーンが長くなり飛距離アップもできるのです。
フォローが大きく伸びるコツは他にもあります。背中の筋肉の肩甲骨を伸び縮みさせることで、両腕を大きく使うことが可能となるのです。アドレスではリラックスした状態からそれほど胸を張らずにバックスイングした時に右の肩甲骨は縮み、インパクト以降で肩甲骨が伸びる動きを可能にします。しっかり右肩を下げながら、右わき腹の筋肉がインパクト以降で縮むことで、大きなフォローが可能となるのです。
フォローが大きく伸びるコツは他にもあります。背中の筋肉の肩甲骨を伸び縮みさせることで、両腕を大きく使うことが可能となるのです。アドレスではリラックスした状態からそれほど胸を張らずにバックスイングした時に右の肩甲骨は縮み、インパクト以降で肩甲骨が伸びる動きを可能にします。しっかり右肩を下げながら、右わき腹の筋肉がインパクト以降で縮むことで、大きなフォローが可能となるのです。
松山英樹プロフィール
2011年に「マスターズ」に出場し27位タイで日本人史上初のローアマチュアに。プロ転向初年度となった2013年には4勝を挙げて賞金王。14年から米ツアーに主戦場を移し「ザ・メモリアル・トーナメント」で初優勝。16年の「ウェイスト・マネージメント・フェニックスOP」などで優勝を記録。今季も米ツアーで2勝を挙げるなど、ますます調子を上げており日本人史上初のメジャー制覇に期待がかかる。
【解説】谷口拓也氏プロフィール
東北福祉大出身で2002年にプロ転向しており、「アイフルカップゴルフトーナメント」や「サン・クロレラクラシック」などツアー通算2勝を誇るショットメーカー。理論派プロとしても通っており、様々なメディアでも活躍中。ギアオタクでもあり、常に最新のギアの試打に余念がない。