テーラーメイド『Mグローレ』、大ヒットの理由がわかった。ラウンド試打レポwith各誌のギア担当
『M』と『Gloire(グローレ)』が合体するとどうなるのか? 各誌のギア担当がコースで試打ラウンドすると、その性能がよ〜く分かりました。そして、それを聞いたマニアックチームの反応は?
配信日時: 2018年10月30日 09時32分
筆者 「右も粘ってくれます。シャフトの手元部からしならせる人以外は大丈夫」
筆者 「村田さんの心配ももっともなんですが、右OBも大丈夫ですよ。右へのスライス回転がすっごくかかりづらい。打ち出しで【アッ!】と思った球が、粘っこく空中で耐えてくれて、林に入らないんです。入ったとしても、OBになるほど奥までいきません。これも、現場で一緒に回った各社のギア担当者と同意見だったんですが、インサイドアウト軌道でフェースが開く人にも、助けてくれる恩恵があると。
ボクは、シャフトを手元からしならせまくる人以外は、右OBはしないだろうなぁと感じました。なぜかというと、けっこう『スピーダーエボリューションTM』は、手元がしっかりしてるんです。そして、『Mグローレ』のターゲット的に考えても、シャフト手元に激しく負荷をかけてしならせる人なんていないので、『Mグローレ』は、【右OB撲滅マシーン】でもあるなぁと」
P編 「左も右も助かるなんて、そんなに都合のいい話があるわけないだろ!」
筒 「いや、あります!」
P編 「筒さんには聞いてないッ!」
筆者 「いやいや、【みんなのゴルフダイジェスト】の中村修さんも、プロゴルファーじゃないですか。中村さんとも話していて、そこは共通意見でしたよ。中村さんは、かなりのカット軌道スライサー向けのテストもやってましたが、スライス回転がかかりづらく、普通にちょっと左に飛び出した真っすぐ。インサイドアウトでフェースを開くテストでも、粘っこい球で助かってました。
あと、【GOLF STYLE】の榊さんも、アッ!とフェースが開いたミスも、被って引っかけた!と思ったミスも、空中でめちゃくちゃ粘って助かる!と、ボクや中村さんとまったく同意見です。みんな、ビッグキャリーが出ていて、それぞれに多少ミスヒットはしてるんですが、それがなぜか空中に上がって耐えてくれるという経験をしてるんです。これって、店頭試打の弾道計測器相手では、絶対に分からない部分なので、各誌のギア担当の試打サンプルで3人中3人が同じ経験をしてることは強調しておきますよ!」
P編 「ぐぬぬ………。(中村さんや榊さんを出してくるとは、言い返せないじゃないか!)」
ボクは、シャフトを手元からしならせまくる人以外は、右OBはしないだろうなぁと感じました。なぜかというと、けっこう『スピーダーエボリューションTM』は、手元がしっかりしてるんです。そして、『Mグローレ』のターゲット的に考えても、シャフト手元に激しく負荷をかけてしならせる人なんていないので、『Mグローレ』は、【右OB撲滅マシーン】でもあるなぁと」
P編 「左も右も助かるなんて、そんなに都合のいい話があるわけないだろ!」
筒 「いや、あります!」
P編 「筒さんには聞いてないッ!」
筆者 「いやいや、【みんなのゴルフダイジェスト】の中村修さんも、プロゴルファーじゃないですか。中村さんとも話していて、そこは共通意見でしたよ。中村さんは、かなりのカット軌道スライサー向けのテストもやってましたが、スライス回転がかかりづらく、普通にちょっと左に飛び出した真っすぐ。インサイドアウトでフェースを開くテストでも、粘っこい球で助かってました。
あと、【GOLF STYLE】の榊さんも、アッ!とフェースが開いたミスも、被って引っかけた!と思ったミスも、空中でめちゃくちゃ粘って助かる!と、ボクや中村さんとまったく同意見です。みんな、ビッグキャリーが出ていて、それぞれに多少ミスヒットはしてるんですが、それがなぜか空中に上がって耐えてくれるという経験をしてるんです。これって、店頭試打の弾道計測器相手では、絶対に分からない部分なので、各誌のギア担当の試打サンプルで3人中3人が同じ経験をしてることは強調しておきますよ!」
P編 「ぐぬぬ………。(中村さんや榊さんを出してくるとは、言い返せないじゃないか!)」
筒 「それって、PING『G400』効果では?」
筒 「長岡さん、それって純正シャフトの効果だけじゃないですよね? ヘッドもあるでしょう?」
筆者 「はい、もちろん。今回の『Mグローレ』から、FP(フェースプログレッション)を減らして、軸線深度を大きくしています。つまり?」
筒 「(ニヤリとして)PING『G400』の要素が入ったってことですね!」
筆者 「そういうことです。なんか、『Mグローレ』を打っていて思ったのは、軽量化され、低スピン化された『G400SFT』って感じでしたよ。だって、曲がることにかけては世界ランク上位クラスのこのボクが助かりまくりなんだもん…」
P編 「でも、それを言うなら、ヤマハ『インプレスUD+2』だって元々そうだし、タイトリスト『TS2』だって同じように軸線深度を深くしてきてるじゃない。各社、いいモデルの研究は進んでいるということだよ」
筆者 「そうですね。テーラーメイドは、ここ数年【ロー・フォワード・CG】、つまり、低く浅い重心設計をドライバーに施してきましたが、明らかに潮目が変わった気がします。そして、『Mグローレ』はそれでいて【テーラーメイドらしい低スピン性能を失わずに】軸線深度を増す設計に成功した印象ですね。それと、このラウンドが終了後の打ち方の違う3人のティペッグの角度を見て欲しいんですけど、全部ナナメの同じ方向を向いてるでしょう?」
筆者 「はい、もちろん。今回の『Mグローレ』から、FP(フェースプログレッション)を減らして、軸線深度を大きくしています。つまり?」
筒 「(ニヤリとして)PING『G400』の要素が入ったってことですね!」
筆者 「そういうことです。なんか、『Mグローレ』を打っていて思ったのは、軽量化され、低スピン化された『G400SFT』って感じでしたよ。だって、曲がることにかけては世界ランク上位クラスのこのボクが助かりまくりなんだもん…」
P編 「でも、それを言うなら、ヤマハ『インプレスUD+2』だって元々そうだし、タイトリスト『TS2』だって同じように軸線深度を深くしてきてるじゃない。各社、いいモデルの研究は進んでいるということだよ」
筆者 「そうですね。テーラーメイドは、ここ数年【ロー・フォワード・CG】、つまり、低く浅い重心設計をドライバーに施してきましたが、明らかに潮目が変わった気がします。そして、『Mグローレ』はそれでいて【テーラーメイドらしい低スピン性能を失わずに】軸線深度を増す設計に成功した印象ですね。それと、このラウンドが終了後の打ち方の違う3人のティペッグの角度を見て欲しいんですけど、全部ナナメの同じ方向を向いてるでしょう?」
筒 「!!! これ、ヘッドのトゥ側が下がらない状態、つまり、ライ角がアップライトな状態をキープして全員がインパクトしてたってことじゃないですか!!!手元が浮いていない証拠ですし、トゥダウンが少ない証拠でもある……。そりゃ、右OBが出づらくてつかまるはずですよ!」
P編 「………。だから、筒さんには聞いてないって! 長岡、さっきから【ツイストフェース】の話しが一切出てこないんだけど、『Mグローレ』の一番の売りはそこなんじゃないの?」
筆者 「はい、もちろん。助かる理由は【ツイストフェース】もあると思います。でも、ボクのように激しく打点とフェース角がブレるゴルファーの場合、【ツイストフェース】の対応範囲を越えてることの方が多いじゃないですか。だから、【ツイストフェース】だけの効果だとは限定できないと思います。軸線深度も絶対に曲がりの少なさに寄与していると感じますね」
P編 「………。だから、筒さんには聞いてないって! 長岡、さっきから【ツイストフェース】の話しが一切出てこないんだけど、『Mグローレ』の一番の売りはそこなんじゃないの?」
筆者 「はい、もちろん。助かる理由は【ツイストフェース】もあると思います。でも、ボクのように激しく打点とフェース角がブレるゴルファーの場合、【ツイストフェース】の対応範囲を越えてることの方が多いじゃないですか。だから、【ツイストフェース】だけの効果だとは限定できないと思います。軸線深度も絶対に曲がりの少なさに寄与していると感じますね」