ダンロップの『ゼクシオ クロス アイアン』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年3月5日 08時00分
「進化したぶっ飛び系アイアンを理解しよう!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
<試打スペック>『ゼクシオ クロス アイアン』
ヘッド :SUS630ステンレス+高比重タングステンニッケルウェイト(#5〜#7)
SUS630ステンレス(#8〜SW)
フェース:チタン(Super-TIX 51F)
シャフト:ゼクシオ クロス MH-2000カーボンシャフト (S)
ロフト :#5/21度、#6/23度、#7/25度、#8/28度、#9/32度、PW/43度、AW/49度、SW/56度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『ゼクシオ クロス アイアン』のお話です。
初代の『ゼクシオ クロス アイアン』は大ヒットしたアイアンでした。僕の周囲にも、使用者が複数います。いずれも、元々からのゼクシオユーザーではなく、他のメーカーからの買い換えでした。アイアンは頻繁に買い換えない傾向が強いものですから、早い人でも、モデルチェンジを2回したから、というような買い換え期間があると思います。
二代目の『ゼクシオ クロス アイアン』は、初代と同じように、別のメーカーやブランドからの買い換えを考えているユーザーを対象にしているのだと思います。
コースで試打ラウンドをしてみました。
最初に感じたのは、アドレスビューがブラッシュアップされた、でした。スッキリしたヘッドに感じます。グースも穏やかになったように思います。
打ってみると、高めの中弾道でした。これは、マイナスではなく、強い弾道になったという解釈で良いと思います。打音は、音量はちょうど良い大きさで、金属系のきれいな音質で、高音です。
飛距離は2番手アップで、初代よりキャリーが少し出るように感じました。改良されたと、強く感じたのは、芯に当たると止まる力が増したことです。ランまで入れた飛距離性能だと、初代のほうが転がるので飛ぶと思う人もいるかもしれません。
そして、『ゼクシオ クロス アイアン』の特徴の一つであるミスヒットしたときに、飛距離にあまり影響しないところも実感できます。ミスヒットしたときの距離の落ちる分は、ごくわずかです。
『ゼクシオ クロス アイアン』は、今までのアイアンで少し飛距離が不足してきたと感じているゴルファーにオススメします。ぶっ飛び系アイアンに興味があるゴルファーにも、試打してみるべきだとオススメします。完成度が高いアイアンです。
非力なゴルファーを助けることがメインだと思いますが、7番アイアンで200ヤードを打ちたいというパワーヒッターが夢を現実にするために使っても良いと思っています。飛距離は、ゴルフの最大の魅力だという説がありますが、アイアンでも飛ばしたいと考えるゴルファーはたくさんいます。無理をせず、クラブの力を借りるのが近道であり、確実でもあるのです。
初代が売れたアイアンの二代目は売れないというジンクスがあります。色々と納得できる裏付けもありますが、モデルチェンジが改良ではなく、改悪になって初代を越えられないというケースもいくつも事例があります。新しい『ゼクシオ クロス アイアン』は、そういう意味では、上手に改良された二代目だと断言できます。
飛ばすことがスコアメイクに結びつくかどうかは、使い手次第です。しかし、『ゼクシオ クロス アイアン』は、飛距離という劇薬を使いたいゴルファーのために、見事に調整されているぶっ飛び系アイアンなのです。
ヘッド :SUS630ステンレス+高比重タングステンニッケルウェイト(#5〜#7)
SUS630ステンレス(#8〜SW)
フェース:チタン(Super-TIX 51F)
シャフト:ゼクシオ クロス MH-2000カーボンシャフト (S)
ロフト :#5/21度、#6/23度、#7/25度、#8/28度、#9/32度、PW/43度、AW/49度、SW/56度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『ゼクシオ クロス アイアン』のお話です。
初代の『ゼクシオ クロス アイアン』は大ヒットしたアイアンでした。僕の周囲にも、使用者が複数います。いずれも、元々からのゼクシオユーザーではなく、他のメーカーからの買い換えでした。アイアンは頻繁に買い換えない傾向が強いものですから、早い人でも、モデルチェンジを2回したから、というような買い換え期間があると思います。
二代目の『ゼクシオ クロス アイアン』は、初代と同じように、別のメーカーやブランドからの買い換えを考えているユーザーを対象にしているのだと思います。
コースで試打ラウンドをしてみました。
最初に感じたのは、アドレスビューがブラッシュアップされた、でした。スッキリしたヘッドに感じます。グースも穏やかになったように思います。
打ってみると、高めの中弾道でした。これは、マイナスではなく、強い弾道になったという解釈で良いと思います。打音は、音量はちょうど良い大きさで、金属系のきれいな音質で、高音です。
飛距離は2番手アップで、初代よりキャリーが少し出るように感じました。改良されたと、強く感じたのは、芯に当たると止まる力が増したことです。ランまで入れた飛距離性能だと、初代のほうが転がるので飛ぶと思う人もいるかもしれません。
そして、『ゼクシオ クロス アイアン』の特徴の一つであるミスヒットしたときに、飛距離にあまり影響しないところも実感できます。ミスヒットしたときの距離の落ちる分は、ごくわずかです。
『ゼクシオ クロス アイアン』は、今までのアイアンで少し飛距離が不足してきたと感じているゴルファーにオススメします。ぶっ飛び系アイアンに興味があるゴルファーにも、試打してみるべきだとオススメします。完成度が高いアイアンです。
非力なゴルファーを助けることがメインだと思いますが、7番アイアンで200ヤードを打ちたいというパワーヒッターが夢を現実にするために使っても良いと思っています。飛距離は、ゴルフの最大の魅力だという説がありますが、アイアンでも飛ばしたいと考えるゴルファーはたくさんいます。無理をせず、クラブの力を借りるのが近道であり、確実でもあるのです。
初代が売れたアイアンの二代目は売れないというジンクスがあります。色々と納得できる裏付けもありますが、モデルチェンジが改良ではなく、改悪になって初代を越えられないというケースもいくつも事例があります。新しい『ゼクシオ クロス アイアン』は、そういう意味では、上手に改良された二代目だと断言できます。
飛ばすことがスコアメイクに結びつくかどうかは、使い手次第です。しかし、『ゼクシオ クロス アイアン』は、飛距離という劇薬を使いたいゴルファーのために、見事に調整されているぶっ飛び系アイアンなのです。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。