どこまでも安全にプレーしていたキジーアは、「これでいいんだ」と自身に言い聞かせていたように感じられた。
ルーキーイヤーだった2016年にこの大会で初優勝に迫りながら、最後の最後に1打差で逆転負けを喫したキジーアの心の中には、今なお悔いが残っているという。
「あのとき、僕はここで勝つべきだった」
無理をして攻めた結果の1打差の敗北は、あまりにも苦い経験だった。だからこそ、同じ場所で勝利に迫った今回は、大差で迎えた最終ホールとはいえ、彼はどこまでも慎重だったのだ。
そんなキジーアの戦い方は、傍から眺めていても、ゴルフは「これでいいんだ」「これが理想だ」と、改めて感じさせられた。
