全米ゴルフ協会(USGA)は20日、主催する今年の「全米オープン」に新たに追加された30選手を発表。ここに日本の星野陸也も名を連ねた。
星野は主戦場にするDPワールド(欧州男子)ツアーで、今年2月に行われた「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」に優勝。現在ツアーのポイントランキングではローリー・マキロイ(北アイルランド)に次ぐ2位につけており、5月20日時点でのそのランキング上位者という資格でエントリーリストに入った。
5月2日に自身のインスタグラムで、4月中旬に肺から空気が漏れる「気胸」と診断され入院していたことを明かしており、そこで「完治まで約1カ月前後はかかり、しばらく大会を欠場することになりそうです」という報告もしている。これにより4月に日本で開催された欧州ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」などもキャンセルした。今年の全米オープンはノースカロライナ州のパインハースト・リゾートで、6月13~16日の日程で開催。順調にいけば復帰直後という形ながら間に合いそうなタイミングとあって、ぜひメジャー大会で元気な姿を見せてもらいたい。
このほか5月20日時点の世界ランキング上位60位以内の資格で、2013年大会覇者のジャスティン・ローズ(イングランド、世界ランク56位)や、世界ランク6位のルドビグ・オーバーグ(スウェーデン)が初出場することなども発表されている。
これで日本勢は星野、すでに出場権を持っていた松山英樹のほか、20日に行われた日本予選会で出場を決めた石川遼、河本力、清水大成を合わせた5人が現時点で確定している。この発表の後、現地時間20日に行われた米国での予選会で金谷拓実も出場権を獲得した。