<JMイーグルLA選手権 2日目◇17日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
予選ラウンド同組だった古江彩佳と勝みなみ。ふたりの“ある関係性”を知っているだろうか。古江のキャディ、マイク・スコット氏と、勝のキャディ、ジョナサン・スコット氏は実の兄弟なのだ。古江いわく「5、6歳差」。そんなふたりの関係性を、「めちゃくちゃ仲がいいです」と勝が証言する。
初日に上々のスタートを決めたふたり。そして2日目は勝が5バーディ・2ボギーの「69」で回り、首位と6打差のトータル8アンダー・7位タイまで浮上した。古江は4バーディ・3ボギーの「71」。トータル4アンダー・29位タイで、ともに週末へとコマをすすめた。
この日10番からティオフすると、勝は11番パー5で2オンに成功。4メートルのイーグルトライは惜しくも外れたが、バーディを先行させた。だが、16番パー5、17番と連続ボギー。さらに最難関の2番では、キャディと「完ぺき」とうなずき合った一打が傾斜で転がり落ち、ピンチを招いた。
それでも崩れなかった。「きのうの貯金(5アンダー)で心に余裕があった。“ボギーだったらしょうがない”、“私は悪くない”と思って打つ。このコースはかみ合えば伸びるし、アンラッキーが続くと落ちる。自分を責めずに、なにかのせいにします(笑)」。アプローチを寄せてパーを拾った場面には、こんな心境が隠されていた。
耐えた最後には「ご褒美」が待っている。7番パー5で2オンからのバーディを奪うと、8番で3メートルを沈める。最終9番では7メートルのスライスラインを“ド派手”にねじ込んだ。「ヤバい。勢いがすごくて、(グリーンを出て)池に入るんじゃないかと思った…」。そう見送った球がカップに消えると、苦笑いのあとに笑みもこぼれる。3連続バーディフィニッシュに「大満足です。いい気分」と声を弾ませた。
残り2日間で6打差は、十分に縮まる距離。「あしたも少しでも積み重ねて上位を狙っていきたい」。信頼できる“弟”の相棒とともに、優勝争いに名乗りを上げる。(文・笠井あかり)

