【写真】黄金世代で人気沸騰の原英莉花はこんなポーズ!
1998〜1999年生まれの畑岡世代は、高校1年で国内女子ツアーに優勝した勝みなみに、3年でアマチュアのまま「日本女子オープン」を制した畑岡が続き、すぐにプロ転向。昨年、プロとして日本女子オープン連覇を果たすなど、目立った活躍が見られる。2人以外にも、日本ツアーでのプロ優勝一番乗りをした新垣比菜などの実力者がジュニア時代から切磋琢磨してきた“黄金世代”と呼ばれる。
その中でも畑岡は1人、大きく羽ばたいた。理由はいくつかあるが、まず、第1に志の高さにある。最初から主戦場を米ツアーに定め、2年以内にそこで優勝することを目標として掲げたところが、ライバルたちとの大きな違いなのはいうまでもない。
もちろん、日本女子オープンに勝って、日本ツアーでの5年シードを手に入れていたというアドバンテージはあった。しかし、この時点で米女子ツアーに出場できる保証はなかったが、それでも「下部ツアーでも」と、QTに挑んで14位となり、2017年のシーズンを戦った。
ルーキーイヤーは、19試合に出場して予選通過7回で賞金ランキングは140位と苦しみ、再びQT行きを余儀なくされた。シーズン途中には、武器となるショットが悪くなり、泣きながら母の博美さんに「帰りたい」と電話したこともある。試行錯誤の末、秋の帰国後、連戦でトップの位置が狂っていることに自分で気づいてこれを修正。すぐに「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でプロとして初優勝。翌週のナショナルオープンで連覇を達成し、自信を深めて臨んだQTをトップ通過してみせた。
畑岡の強さの第2のヒミツはここにある。ジュニア時代から長期間特定のコーチに見てもらうことがなかったため、自分で考える力、修正する力が養われているのだ。もちろん、コーチに続けて見てもらうことの良さもある。客観的な目があることで、大きくゴルフが狂うのを食い止めやすいからだ。ただ、そのぶん、自分で考える力は意識しないと育てにくい。“耳と耳の間(頭)でするスポーツ“といわれることもあるゴルフで、自然にこれを培ったのは大きな武器を手にしたのと同じことだ。