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最強ショットメーカーは一昔前の男子プロ的14本 スイングはいいのにプレーは…という人にオススメ【契約フリーから学ぶクラブ選び】

最強ショットメーカーは一昔前の男子プロ的14本 スイングはいいのにプレーは…という人にオススメ【契約フリーから学ぶクラブ選び】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年3月19日 17時32分

そんなミニョンの19年開幕時のセッティングを、プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏はこう見ている。

彼女のセッティングの傾向はスイングと同じ。非常に教科書通りのゴルフを目指しているといえます。どちらかというと、オーソドックスで強い韓国ゴルフのド定番。ウッドは海外ブランド、アイアンはキレ味のあるシャープなもの、ウェッジはボーケイ。「THE」アスリートのセッティングですよね。

それを使いこなせるのが、スイングプレーンを丁寧にしっかりと作ってきたということ。フォーム自体には大きな個性は、彼女からはあまり感じません。なので彼女が選んだ14本は、アマチュアゴルファーでいえば、何年も同じ先生について習ってきて、「スイングはキレイだけど自分の思ったプレーができていない…」という人におススメなクラブたちだと思います。

もう一つ彼女のセッティングの大きな特徴が“浅重心”。決して深くない重心のクラブで全部揃えているんですね。激浅ではないんですけど、いわゆるシャフト軸線上のインパクトフィールが非常に高い。なので、メーカーはバラバラですが、番手なりに最適な浅重心のモデルを選んでいます。

スイング自体はフレームがしっかりしていますが、重心が浅いこということは、インパクトの球離れをすごく意識している可能性が高いです。一方、深重心ヘッドの場合はフェースがボールに当たってから、まだ何十mmも後ろにいる重心が通過するまでの「ゾーン」を感じやすくなります。

つまり、ミニョン選手の場合は「当たった」から間を置かずに「ボールが出た」という感覚で、自分の思った以上にボールが引っ付いたり巻き込んだり等の不必要なつかまりやスピンを入れないために浅重心のものを選んでいるんだろうなと思います。パワーフェーダーの彼女が左へのミスを嫌がっていることは、クラブ選びからも分かりますね。

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