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【記者の目】絶好調男に見るエースドライバーの“世代交代”

【記者の目】絶好調男に見るエースドライバーの“世代交代”

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年7月9日 19時00分

その翌週のオープンウィークに、1日かけてクラブテストを実施。大会開幕に間に合わせなければいけないというプレッシャーがない中で、様々なシャフトを試すなど時間をかけて行った。入念な調整が繰り返され、「嫌な球が出なかった」という1本ができあがったのである。そして「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」の練習ラウンド、そしてプロアマを経て「(試合でも)使えるかな」と手応えを得ていざ実戦投入となった。

だが、初日に使ってみた段階で「“う〜ん”という感じですね」と、まだ実戦は厳しいと判断。「エースに戻そうと思っています」とその日の練習から、早々に今まで使用していた『Z765』へと戻した。

「もうちょっと何か必要かなと。新しいドライバーは当然ですが、性能も絶対上がっている。やっぱり飛びます。ですが、いざ試合になると“まだ少し違うのかな”という気がしました。あれだけ調整したのですが、いざとなるとまだ“左に出て左に曲がる球”が出てしまう時がある。それが自分の中で不安になってしまっています。自分の中では、今は一番不安がないドライバーを使った方がいいのかな、というのがラウンドで使ってみての感想です」。調整と実践ラウンドでは、力加減や微妙な部分が違ってしまうため、どうしても合わなかったというのが18ホール使ってみての感想だった。

ゴルフはメンタルのスポーツ。ちょっとした不安が敗因につながるかもしれない。だから、微調整が必要であると判断すれば、「より良いものを作ってくださっているので、使いたい気持ちは十二分にあるんですけども…」という気持ちを押し殺して、置く決断をしなければならない。無理して使えば、そこから調子を崩す可能性だってあるのだから。

だからといって新ドライバーを諦めたわけではない。「今後も今のものと新しいものを併用しながら、エースに近づけるような振り心地ができるようにメーカーさんと協力しながら頑張っていきたい。それができたときは、もっと良くなると思う。飛距離が全然違うから」とエースとするべく調整を続けていくのである。

来週の19日(木)からスコットランドにあるカーヌスティGLで行われる海外メジャー「全英オープン」に出場する秋吉。日本代表として挑むその手には、どちらのドライバーが握られているのだろうか。(文・秋田義和)

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