ミズノの『ST-X ドライバー』ってどんなクラブ?
ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!
配信日時: 2021年4月9日 08時00分
「『ST-X ドライバー』でスコアを安定させろ!」 by ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典
<試打スペック>『ST-X ドライバー』
ヘッド素材:α-β系チタン合金(Ti811)、クラウン・ソール部/カーボン、ウェイト部/アルミニウム合金(AL6061)
フェース :β系チタン合金(2041Ti)
ヘッド体積:460cc
シャフト :20 MFUSION D カーボンシャフト(S)
ロフト :10.5度 (±2度)
長さ :45.75インチ
ライ角 :59度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『ST-X ドライバー』のお話です。
『ST-X ドライバー』は、奇をてらった見慣れない最先端ではなく、素材の特徴を最大限に活かして、外観も一つの機能だと言わんばかりにフォルムやソールにこだわったドライバーに仕上がっています。科学的なエビデンスが得られても、構えにくかったり、違和感が消えないとドライバーは、コースでは機能を発揮しないものです。『ST-X ドライバー』は、そういう根本的な安心感まで機能として、維持していると感じられるところが、凄いと思います。
『ST-X ドライバー』のフォルムを「先祖返り」と言った人がいます。昔のパーシモンのヘッドのように見える特徴がいくつかあるからです。個人的に、それは大いにプラス要素だと感じました。
具体的な部分では、とにかく左には行かせないという強い意志のようなものを感じました。それに安心できるゴルファーはたくさんいると思われます。
『ST-X ドライバー』の打音は、ちょうど良い音量で、音質はカチッとした金属系の音質で、コンポジットヘッドのポワンとした感じは全くしません。打ち応えも、カチッとしています。初速感もあります。
中弾道です。ロフトが10.5度のドライバーとは思えない高さで、かつ、強いボールが出ます。ドローよりも、ストレート、フェードが打ちやすいのにもビックリしました。ドローバイアスがもっと効いているのかと思っていましたので、ちょっと拍子抜けしました。
飛距離は平均で225ヤード。最も飛んだホールで240ヤード。一発の飛びというよりも、平均飛距離が飛ぶと感じました。芯に当たらなくとも、しっかりと距離が出るからです。
構えたときに、弾道イメージが出るドライバーが欲しいゴルファーにオススメします。
また、ヘッドスピードがあって、振り切れるゴルファーにもオススメです。
フェードを打っても、ランが出ます。若干、つかまる動きもありますが、それを利用して飛ばすというドライバーが『ST-X ドライバー』です。
ちなみに、ヘッドスピードが45m/を楽に越えているゴルファー数名に、コースで打ってもらって、弾道などを確認しました。その内の一人は、『ST-X ドライバー』で生涯最高の飛距離をマークして、喜んでいました。
『ST-X ドライバー』は、アスリート系ゴルファーが使うと、機能を最大限まで引き出せるクラブなのかもしれません。
僕は、試打ラウンドをしながら、『ST-X ドライバー』は、スコアが安定しそうなドライバーだと思いました。飛距離もちゃんと出ますし、ミスヒットにも強いというやさしさもありますが、一番良かったのは、弾道をイメージして打てることでした。フェードが気分良く打てるドライバーは、あまり市場にはないので、それだけでも、『ST-X ドライバー』を打ってみる価値があります。また、価格が少し手頃なのもプラスポイントです。
『ST-X ドライバー』は、わかる人だけを対象にしているようなところがあるクラブです。正統派の一つの形として、打ってみることが正解です。
ヘッド素材:α-β系チタン合金(Ti811)、クラウン・ソール部/カーボン、ウェイト部/アルミニウム合金(AL6061)
フェース :β系チタン合金(2041Ti)
ヘッド体積:460cc
シャフト :20 MFUSION D カーボンシャフト(S)
ロフト :10.5度 (±2度)
長さ :45.75インチ
ライ角 :59度
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
今回は『ST-X ドライバー』のお話です。
『ST-X ドライバー』は、奇をてらった見慣れない最先端ではなく、素材の特徴を最大限に活かして、外観も一つの機能だと言わんばかりにフォルムやソールにこだわったドライバーに仕上がっています。科学的なエビデンスが得られても、構えにくかったり、違和感が消えないとドライバーは、コースでは機能を発揮しないものです。『ST-X ドライバー』は、そういう根本的な安心感まで機能として、維持していると感じられるところが、凄いと思います。
『ST-X ドライバー』のフォルムを「先祖返り」と言った人がいます。昔のパーシモンのヘッドのように見える特徴がいくつかあるからです。個人的に、それは大いにプラス要素だと感じました。
具体的な部分では、とにかく左には行かせないという強い意志のようなものを感じました。それに安心できるゴルファーはたくさんいると思われます。
『ST-X ドライバー』の打音は、ちょうど良い音量で、音質はカチッとした金属系の音質で、コンポジットヘッドのポワンとした感じは全くしません。打ち応えも、カチッとしています。初速感もあります。
中弾道です。ロフトが10.5度のドライバーとは思えない高さで、かつ、強いボールが出ます。ドローよりも、ストレート、フェードが打ちやすいのにもビックリしました。ドローバイアスがもっと効いているのかと思っていましたので、ちょっと拍子抜けしました。
飛距離は平均で225ヤード。最も飛んだホールで240ヤード。一発の飛びというよりも、平均飛距離が飛ぶと感じました。芯に当たらなくとも、しっかりと距離が出るからです。
構えたときに、弾道イメージが出るドライバーが欲しいゴルファーにオススメします。
また、ヘッドスピードがあって、振り切れるゴルファーにもオススメです。
フェードを打っても、ランが出ます。若干、つかまる動きもありますが、それを利用して飛ばすというドライバーが『ST-X ドライバー』です。
ちなみに、ヘッドスピードが45m/を楽に越えているゴルファー数名に、コースで打ってもらって、弾道などを確認しました。その内の一人は、『ST-X ドライバー』で生涯最高の飛距離をマークして、喜んでいました。
『ST-X ドライバー』は、アスリート系ゴルファーが使うと、機能を最大限まで引き出せるクラブなのかもしれません。
僕は、試打ラウンドをしながら、『ST-X ドライバー』は、スコアが安定しそうなドライバーだと思いました。飛距離もちゃんと出ますし、ミスヒットにも強いというやさしさもありますが、一番良かったのは、弾道をイメージして打てることでした。フェードが気分良く打てるドライバーは、あまり市場にはないので、それだけでも、『ST-X ドライバー』を打ってみる価値があります。また、価格が少し手頃なのもプラスポイントです。
『ST-X ドライバー』は、わかる人だけを対象にしているようなところがあるクラブです。正統派の一つの形として、打ってみることが正解です。
コメンテータープロフィール
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。
ロマン派ゴルフ作家・ゴルフギアライター。ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、現在はゴルフエッセイストとして活躍中。