<AT&Tバイロン・ネルソン 最終日◇14日◇TPCクレイグランチ米テキサス州)◇7414ヤード・パー71>
米国男子ツアー「AT&Tバイロン・ネルソン」の全日程が終了。首位を2打差で追って最終日をスタートした35歳のジェイソン・デイ(オーストラリア)が、9バーディ・ボギーなしの「62」で回り、トータル23アンダーで2018年5月の「ウェルズ・ファーゴ選手権」以来5年ぶりとなるツアー通算13勝目を挙げた。
デイは3番からの3連続を含む4つのバーディを奪って折り返すと、後半に入っても勢いは止まらず、10、12、14、15番でもバーディを積み重ねて混戦を抜け出した。最終18番パー5では残り79ヤードの3打目を60センチにつけてバーディ締め。10年に米ツアー初勝利を挙げた思い出の大会で復活優勝となった。最高の形で15年に制している次週の「全米プロゴルフ選手権」を迎える。
1打差のトータル22アンダー・2位タイには、ルーキーのオースティン・エックロート(米国)とキム・シウー(韓国)、トータル21アンダーの4位には東京五輪銅メダリストのC.T.パン(台湾)が入った。優勝すれば世界ランキング1位返り咲きがかかっていた地元テキサスのスコッティ・シェフラーは、「65」のラウンドでトータル20アンダー・5位タイに終わった。
日本勢では、4月の「マスターズ」以来の復帰戦となった松山英樹は「66」と5つ伸ばして、トータル15アンダーで23位タイ。小平智は「68」のラウンドでトータル12アンダー・43位タイで大会を終えている。