「僕が彼女ぐらいの年齢だったころ、僕は誰よりも必死に練習しているという自負があった。そして、どんなときも、何に対しても、『オマエには無理だよ』とは絶対に誰にも言わせなかった。そのことを彼女に伝えたんだ」
無理だとは言わせない。可能性はゼロではない。やればできる。そんなネバーギブアップの精神を病と闘いながら生きる少女に伝えた自分が、ここで頑張らなくてどうする?
そんな気持ちを、あらためて抱いたからこそ、マキロイは3日目も4日目も様々な記録を更新しながら快走し、圧勝したのではないだろうか。私には、そう思えてならない。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)