だが、次なるメジャーの全米オープンを迎える前週、彼はユニセフ大使としてハイチを訪れ、貧困に喘ぎながら必死に生きる子供たちと接し、その直後にコングレッショナルにやってきた。
「当たり前のようにペットボトルの水が飲める幸せ、ゴルフができる幸せを痛感した」
その幸せの中で自分ができること、やるべきことは、ベストを尽くして試合に勝つこと。勝利で得た喜びと恩恵を人々と分かち合い、社会に還元すること。
「自分が悩んでいたことが、ちっぽけに感じられ、だからゴルフに集中できた」
それが、あの全米オープンの圧勝につながったのだと、あのときマキロイは語っていた。そして今回。マキロイは大会開幕前のプロアマで、血液の難病を持って生まれた16歳の少女とともにプレーした。その少女は、大会スポンサーのウエルズ・ファーゴが行なったエッセーコンテストで優勝し、そのご褒美として得たものが、憧れのマキロイと同組でプロアマを回ることだった。