同大会で2勝目を飾ったのは、マキロイが史上初。彼にとって、この大会は2010年に米ツアー初優勝を飾った思い出の地だ。そこで今年、米ツアー通算11勝目を挙げたことは、わずか5年の間に彼が目覚ましい成長を遂げ、世界ナンバー1にふさわしい選手になったことを物語っていた。
「以前に比べると、最近は自分自身を制御できるようになり、ゴルフそのものもコントロールの利くプレーができるようになった」
安定した心、安定したプレーぶり。心身の静かな安定性が、ひいては爆発力につながり、驚異的なスコアや圧勝を導き出す。マキロイは、そんなゴルフの奥義を私たちに見せてくれたように思う。
だが、そこでもう1つ思ったことがある。安定した心と健康な肉体、そして安定したプレーぶりが爆発的ゴルフにつながるのだとしたら、彼の心はどんなときにどうやって安定するのだろうか。そんな疑問を覚え、彼の歩みを少しばかり昔へ辿ってみたら、あることに気が付いた。