2027年からツアースケジュールが大幅に短縮される予定の米国男子ツアー(PGAツアー)だが、かねて噂になっていたハワイ開催の2大会も来季以降、“消滅”することが正式に発表された。27年の開幕に関しては、後日発表するとステートメントに明記。1965年から始まったハワイでのトーナメントが、同州で開催されないのは56年ぶりになると伝えている。
24年から1月開幕に戻ったPGAツアーは、ハワイ州マウイ島のカパルア・プランテーション・コースでシーズン初戦となる「ザ・セントリー」を行ってきたが、今季は昨年夏以降悩まされる水不足によりコースが枯れるという問題が発生し中止に。同コースで最後に開催された25年大会では、松山英樹が通算35アンダーで勝利し、最多アンダー記録も塗り替えていた。
今年は1月半ばの「ソニー・オープン・イン・ハワイ」からシーズンがスタート。大会の冠スポンサーを務めるソニーとPGAツアーは、現在、PGAツアー・チャンピオンズ(シニアツアー)で開催可能かの協議を行っていることも示された。現在、シニアツアーはハワイ島のフアラライ・リゾートで開幕戦が行われており、移動などの障壁も少なそうだ。
1983年に青木功が日本勢として初の米男子ツアー勝利を挙げた「ハワイアンオープン」が前身のソニー・オープン・イン・ハワイは、ワイキキからほど近いワイアラエCCが舞台になっている。ソニーは99年からタイトルスポンサーを務め、同大会には多くの日本勢が推薦などで出場してきた。日本人のギャラリーも多く、なじみ深い大会といえる。
PGAツアーは2027年のスケジュールを正式発表していないが、例年3試合目となるカリフォルニア州パーム・スプリングス地域で行われる「アメリカン・エキスプレス」は27年1月21〜24日に開催と、その日程が発表されている。PGAツアーのブライアン・ロラップCEOは「将来的には米西海岸の主要コースでシーズンを開幕させたい」と意向を示している。(文・武川玲子=米国在住)
