「フィルが積み上げてきた功績、ゴルフ界への貢献、フィルのレガシーは、あの発言によって損なわれるべきものじゃない。彼は生涯をゴルフに捧げてきた。今、僕らが享受しているものの多くは、彼のおかげで今ここにある。タイガー・ウッズばかりがフォーカスされているけど、もっとフィルにも明るい光を向けるべきだ」
ラームは必死にそう訴えかけたのだが、米メディアの反応はむしろ冷たかった。というのも、ラームはミケルソンと同じアリゾナ州立大学ゴルフ部の後輩にあたり、ラームのゴルフ部時代のコーチはミケルソンの実弟で今はミケルソンのキャディを務めているティム・ミケルソンだった。
おまけに現在ラームとミケルソンは同一人物をエージェントとして共有しているため、ラームの発言は「身内の擁護にすぎない」と、あっさり聞き流されてしまった感がある。
だが、ゴルフファンの側から見れば、ビッグなツアーやビッグな選手たちが反目し合ったり、擁護したりのゴタゴタを見聞きするより、素晴らしいゴルフを見たい、楽しみたいというピュアな期待を抱いているのではないだろうか。
米国男子ツアーには、これまで全米オープン、全英オープン、カナディアン・オープン、プエルトリコ・オープンという4つのナショナル・オープンがあったが、今季からはスコティッシュ・オープンと今週のメキシコ・オープンが新設され、合計6つのナショナル・オープンが米国男子ツアー・ファミリーに加わった。