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「いつかきっと」 信じて乗り切ろう【舩越園子コラム】
「いつかきっと」 信じて乗り切ろう【舩越園子コラム】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2021年1月3日 23時00分
スコットランドに創設を予定している「第2のトランプのコース」は、英国のEU離脱やコロナ禍の影響で計画がとん挫しており、トランプ大統領にとって2021年は「ゴルフ的」にも厳しい幕開けといわざるを得ない。
そんなふうに明るい話題が少ない年末年始だが、そんな中でも思わず笑顔になれたのは、オバマ前大統領の妻が夫に贈ったクリスマス・プレゼントの話だった。
「ミッシェル夫人がオバマ前大統領にバレンチノ・ディクソンの絵をプレゼント」という見出しを米国のウエブサイト上で見た瞬間、「あのディクソンさんのことだ!」とわかり、とてもうれしくなった。
あれは2018年9月のこと。米ツアーのメディアセンターで原稿を書いていたとき、「殺人の罪をきせられ、27年間も服役していた米国人男性が、刑務所内でゴルフコースの絵を描き続け、それが元でえん罪を晴らすことができ、自由の身になった」という話を米国人記者から伝え聞いた。
すぐに調べてみると、バレンチノ・ディクソンさん(当時48歳)が1991年に誤認逮捕され、殺人罪の有罪判決を受けてニューヨーク州内にある「全米屈指の悪名高き刑務所」に入れられていたこと、無罪を主張し続けていたが、その声はなかなか届かず、疲弊して半ばあきらめていたこと、刑務所内で本や写真を見てオーガスタ・ナショナルなどの美しいゴルフコースの絵を自己流で描き続けていたこと、その絵のことを知った米ゴルフ雑誌の記者が刑務所にいたディクソンさんを2012年に取材し、えん罪であることを知り、その記者と出版社がともに動き、それから6年がかりで無罪を勝ち取ったことがわかった。
その素晴らしい実話に感動を覚えた私は、メディアセンターにいたその記者の同僚記者を見つけ出してさらなる話を聞き出し、夢中で原稿を書いて、すぐさま日本に伝えた。
そんなふうに明るい話題が少ない年末年始だが、そんな中でも思わず笑顔になれたのは、オバマ前大統領の妻が夫に贈ったクリスマス・プレゼントの話だった。
「ミッシェル夫人がオバマ前大統領にバレンチノ・ディクソンの絵をプレゼント」という見出しを米国のウエブサイト上で見た瞬間、「あのディクソンさんのことだ!」とわかり、とてもうれしくなった。
あれは2018年9月のこと。米ツアーのメディアセンターで原稿を書いていたとき、「殺人の罪をきせられ、27年間も服役していた米国人男性が、刑務所内でゴルフコースの絵を描き続け、それが元でえん罪を晴らすことができ、自由の身になった」という話を米国人記者から伝え聞いた。
すぐに調べてみると、バレンチノ・ディクソンさん(当時48歳)が1991年に誤認逮捕され、殺人罪の有罪判決を受けてニューヨーク州内にある「全米屈指の悪名高き刑務所」に入れられていたこと、無罪を主張し続けていたが、その声はなかなか届かず、疲弊して半ばあきらめていたこと、刑務所内で本や写真を見てオーガスタ・ナショナルなどの美しいゴルフコースの絵を自己流で描き続けていたこと、その絵のことを知った米ゴルフ雑誌の記者が刑務所にいたディクソンさんを2012年に取材し、えん罪であることを知り、その記者と出版社がともに動き、それから6年がかりで無罪を勝ち取ったことがわかった。
その素晴らしい実話に感動を覚えた私は、メディアセンターにいたその記者の同僚記者を見つけ出してさらなる話を聞き出し、夢中で原稿を書いて、すぐさま日本に伝えた。