<JMイーグルLA選手権 3日目◇18日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>
最終組でプレーした岩井千怜にとって、悔しいムービングデーになった。奪ったバーディは1つだけで、代わりにボギーは4つの「75」。トータル10アンダー・10位タイに後退した。
1打差2位からのスタート。首位のキム・セヨン(韓国)が軽快にバーディを重ねていくのを目の前にしながらも、いたって冷静だった。「スイングや心持ちはきょうが一番良かった」。自身のリズムを大切にしながら、バーディが来るその時を待っていた。
2番では左奥のピンに対して、「攻めすぎてしまった」とショートサイドのラフに外した。落としどころは急な傾斜で、ギリギリを狙ったアプローチは緩んでしまってグリーンに届かず。4オン1パットのボギーが先に来た。
3番目に易しい7番パー5でも流れをつかめない。カラーからパターでの3打目は段を登り切らずに戻された。強めに突っ込み、ピン奥の傾斜を使って緩やかにカップに向かわせる選択肢もあったが、「迷ったけれど、シンプルな攻めを選択したら、案の定ミスをしてしまった」。獲りたい場面で3パットのボギーを喫し、首位との差は開いていった。
「ゴルフは難しい。改めてそう思いました。(コースに)伸ばすイメージがあった。“きょうは耐えるゴルフだよ”という心構えをしていればよかった」
13番で5メートルのフックラインを流し込み、ようやく初バーディ。だが、この日はこの1つだけで、17番からの連続ボギーでフィニッシュ。最終18番ではバンカーフチの傾斜にかかった状況からの2打目が池につかまり、3メートルを沈めてガッツボギー。「最後のが入ってくれて良かった」とため息をついた。
勢いよく飛び出したセヨンも後半に失速し、射程圏の5打差に踏みとどまった。「まだまだ分からない。あしたもたぶん、耐えると思うけれど、そのなかでも少しずつ上がっていくゴルフがしたい。優勝を目指して頑張ります」。ジワリジワリと差を縮め、一気にかわしていく。そんな逆転劇を思い描く。(文・笠井あかり)

