Episode.1/“普通の子”の小野祐夢の夢はもっとはじけること?
昨年1年間はステップ・アップ・ツアーで腕を磨いた。16試合の出場で2位が2回。「そんなに簡単に優勝できるとは思っていませんでした」と話す姿もおっとり派。こういっては失礼だが、本当に普通の子。
「周りからもそういわれますし、実際プロゴルファーになっていなかったら普通の暮らしだったと思います」
と、笑いながら話す。
そんな小野だが、今季は序盤から存在感を見せている。開幕2戦目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」では、2日目に「68」をマークして、6位タイで決勝ラウンドに進んだ。優勝争いに絡んで迎えた最終日は「77」と崩れ33位タイでフィニッシュ。「初めての優勝争いで、自分のプレーに集中できなかったです」と反省の弁を述べたが、この時季でのこの経験は大きい。
4戦目の「アクサレディス」でも初日に「68」をマークして10位タイスタート。その後はスコアを伸ばせず22位タイに終わったが、これがレギュラーツアーのベストフィニッシュ。「いつかは海外メジャーなどにも出てみたいですね」と話すが、そんな話し姿ものんびりムードが漂っている。
趣味は、家でゴロゴロすることと笑う小野。
「布団から出るのが苦手で、オフの日など、自分で練習スケジュールを組んでいるときは、いつまでも布団でゴロゴロしていたいタイプです」
と、世の大学生らと同じ感覚も持つ。とはいえ、そこはアスリート。オフには十分なトレーニングを行い、体もゴルフも力強くなっている。7月以降の出場権を得るためのリランキング順位も「アクサレディス」終了時で21位。このままのペースでいけば戦いの場は確保できそうだ。
「あんまり遊びにも行かないし、もうちょっとはじけてもいいかな(笑)」
今シーズンにプロ3年目を迎える“普通の子”が今後はじけることはあるのか。これからの飛躍が楽しみになってきた!