2打差で迎えた最終18番ではティショットを林に入れると、フェアウェイに出そうとした2打目が奥の池へ。絶体絶命のピンチを迎えたが、「とりあえずグリーンに乗れば良い」と思いをこめて打った4打目をピン横1メートルにピタリ。今年からのアンカリング禁止に伴い、体の一部につけないスタイルにしたパッティングスタイルでねじ込み逃げ切り優勝を飾った。
「もう勝てないと思っていました。まだ信じられません。昨年ヤマハに移籍した当初、私に合うアイアンが中々見つからなくて、色々なクラブを試したりすごく悩ませた。大変なお願いもあったと思うのですが、ヤマハさんは応えてくれて自分に合ったものを作ってくれました。感謝しかありません」と藤野オリエ以来、11年ぶりにヤマハ契約の女子プロがカップを掲げた。
北上して宮崎で行われた第4戦「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」でもハヌルがトップで最終日へ。これまでとは異なり「緊張している自分を受け入れる」と自分と向き合うと、最終日に崩れることなく2位に5打差をつけて完勝。3度目の正直で日本2勝目を飾った。
「今までは緊張している自分を隠そうとしていました。また優勝は神様が決めるものだから気楽にプレーをしよう”と甘えがあったことが失敗につながっていました。今週は考え方を変えて、緊張している自分を受け入れ、そして絶対に勝ちたいと強い気持ちを持って試合に臨んだ結果優勝を引き寄せることができたと思っています。また、この勝利は私をもう一段階強くしてくれました。勝つ為に心を強く持ったラウンドで結果を出せたことはとても自信につながりました。また、2勝目というのは難しく、勝つまで時間がかかる選手もたくさんいます。そんな中、前回からあまり間が空かずに達成できてとても嬉しく思っています」。苦悩を乗り越えた結果だと語った。
開幕して1か月が経った時点で、首位のテレサをはじめ早くも賞金ランクベスト4を海外勢が独占。「2016年シーズンも海外勢が圧勝するのでは」という声が多く聞こえた3月だった。