【誰も言わなかった真実】同伴者の「打ち急ぐな」は無視していい。ルーティンのススメ
元日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロ、現在アメリカの日本食レストランチェーンCEO。異色の経歴を持つTOSHI HIRATAが30年のレッスン経験の集大成を語る。超DEEPな骨太スイング論をアメリカからお届け!
配信日時: 2017年6月22日 17時31分
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「もっとゆっくり振れ」「打ち急ぐな」は無視しよう
よく他人がとやかく指摘しがちなのが「スイングリズム」です。
言葉の響きはダンスみたいに聞こえますが、簡単に言えば「打ち急ぎ」を指摘する人がとにかく多いのです。
「もっとゆっくり打ちや!早すぎるで!」
「タイミングが早すぎるよ」
「落ち着きがないスイングだね」
などと、ラウンドの最中に言われたこと、ありますよね? それがナイスショットなら「結果が全てだ!」と言い返せるのに、大抵はダフリかトップ、はたまたシャンクや引っかけ……。
はたして、スイングの「リズム」や「タイミング」を人に指摘することが正しいことでしょうか? 誤解を恐れずに、はっきりと申し上げます。
言葉の響きはダンスみたいに聞こえますが、簡単に言えば「打ち急ぎ」を指摘する人がとにかく多いのです。
「もっとゆっくり打ちや!早すぎるで!」
「タイミングが早すぎるよ」
「落ち着きがないスイングだね」
などと、ラウンドの最中に言われたこと、ありますよね? それがナイスショットなら「結果が全てだ!」と言い返せるのに、大抵はダフリかトップ、はたまたシャンクや引っかけ……。
はたして、スイングの「リズム」や「タイミング」を人に指摘することが正しいことでしょうか? 誤解を恐れずに、はっきりと申し上げます。
スイングリズムは固有のもの。人には教えられない
【スイングのリズムやタイミングを指導することは、不可能です】
多くのティーチングプロもリズムの大切さを口にしますが、「スイングのリズムは指紋のようなもの」です。つまり、同じリズムやタイミングを持った人など誰1人として存在しません。プレーヤーの体の柔軟度でスイングのリズムやタイミングは決まるものです。もちろんパワーもそこには介在します。
体の硬いプレーヤーに向かって「バックスイングはゆっくり、肩の回転をもっと大きくして!」.なんてレッスンしようものなら、プレーヤーは苦しくてスイングなどできません。素直に教えられたプレーヤーは無理やり体をスエーさせるか、ヒザを緩めて伸び上がってしまうかのどちらかです。
反対に、体の柔らかいジュニアや女性ゴルファーに「オーバースイング気味だからもっとスイングをコンパクトに!そして切り返しを速く!」なんて言えばどうなるか。十分な捻転が得られずに飛距離不足に陥ってしまいます。
乱暴に言ってしまえば、体の硬いプレーヤーは、リズムやタイミングは速くても全く問題はありません。いや!むしろ速くするべきです。
そして体の柔らかいプレーヤーにはゆったりとしてスイングが適しています。もちろん限度というものがありますが……。ツアープロでも年齢によってそのタイミングは変わっていきます。本人が意識しようがしまいがタイミングは間違いなく加齢や体の柔軟性で変わるものなのです。
多くのティーチングプロもリズムの大切さを口にしますが、「スイングのリズムは指紋のようなもの」です。つまり、同じリズムやタイミングを持った人など誰1人として存在しません。プレーヤーの体の柔軟度でスイングのリズムやタイミングは決まるものです。もちろんパワーもそこには介在します。
体の硬いプレーヤーに向かって「バックスイングはゆっくり、肩の回転をもっと大きくして!」.なんてレッスンしようものなら、プレーヤーは苦しくてスイングなどできません。素直に教えられたプレーヤーは無理やり体をスエーさせるか、ヒザを緩めて伸び上がってしまうかのどちらかです。
反対に、体の柔らかいジュニアや女性ゴルファーに「オーバースイング気味だからもっとスイングをコンパクトに!そして切り返しを速く!」なんて言えばどうなるか。十分な捻転が得られずに飛距離不足に陥ってしまいます。
乱暴に言ってしまえば、体の硬いプレーヤーは、リズムやタイミングは速くても全く問題はありません。いや!むしろ速くするべきです。
そして体の柔らかいプレーヤーにはゆったりとしてスイングが適しています。もちろん限度というものがありますが……。ツアープロでも年齢によってそのタイミングは変わっていきます。本人が意識しようがしまいがタイミングは間違いなく加齢や体の柔軟性で変わるものなのです。