ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

マキロイのマスターズ連覇は10年越しの“キャリアグランドスラム”達成が呼び水 「1勝目までの重圧に比べたら薄い壁」【藤田寛之の目】

マスターズの最終ラウンドが終了した。TBSで解説を務めた藤田寛之はローリー・マキロイの連覇をどう見たか。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2026年4月14日 16時02分

<マスターズ最終日◇12日◇オーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)◇7565ヤード・パー72>

90回目の“ゴルフの祭典”は、首位タイから出たローリー・マキロイ(北アイルランド)が「71」で回り、トータル12アンダーで連覇を果たして幕を閉じた。ジャック・ニクラス(1965-66年)、ニック・ファルド(1989-90年)、タイガー・ウッズ(2001-02年)以来、史上4人目の快挙に世界中のゴルフファンが熱狂した。過去2度の出場経験があり、中継するTBSの解説を今年から務める藤田寛之が戦況を見つめた。

〈連続写真〉世界No.1の飛ばし屋ローリー・マキロイは“右肩”でつかまえてシャフトで逃がしていた!?

前日に6打あったリードを失い、首位タイから出たマキロイは3番でバーディを奪うも、4番(パー4)でダブルボギー、6番(パー3)でボギーを叩いてトップの座を明け渡す。しかし、7番から息を吹き返して13番までに4つのバーディを奪って首位を奪還。2打のリードで迎えた18番パー4は、ティショットを右に曲げたが、しっかりボギーで上がり、雄叫びをあげて何度も両手を挙げて喜びを表した。
 
「連覇へのプレッシャーはもちろんあったと思いますが、それ以上の重圧を乗り越えたから、連覇につながったのだと思います」という藤田。
 
マキロイは2011年の「全米オープン」で2位に8打差をつけて圧勝。翌年は「全米プロ」を制し、14年には「全英オープン」と全米プロで連勝。キャリアグランドスラム達成まで残すは「マスターズ」のみとなった。そして、昨年、11度目の挑戦で偉業を達成した。
 
「マキロイは、毎年この時期になると『キャリアグランドスラムがかかっている』とか『ゴルフスタイルはマスターズに合っているのに勝てていない』などと言われていました。その期待と注目度はかなりのプレッシャーだったはずです。今回の連覇へのプレッシャーは、それに比べたら何分の1とかだったのではないかと想像します。昨年優勝を挙げたことで、そのプレッシャーから解放され、1勝目の壁と比べると今回の壁の方が薄かったんじゃないかと思います」
 
一度後退しながらも自力で取り戻して首位に立つと、今度はタイトルがチラついていたキャメロン・ヤング(米国)やジャスティン・ローズ(イングランド)ら、大会未勝利の後続が空回りをして伸ばすことができなかった。「1回勝っているマキロイと、勝っていない選手たちではやはり違っていましたね。一方で、大会2勝のスコッティ・シェフラーはすごかったですね。あれだけティショットを曲げているのに、ボギーをたたくどころかバーディを取ってきましたからね。さすが世界一です」。グリーンジャケットに袖を通した経験の有無が大きく勝敗を分けた。
 
「オーガスタは狭いエリアにボールを止めないといけない。ドライバーの飛距離を生かして、ショートアイアンでグリーンを狙えるパワーは、やはりマスターズに合っています。来年は3連覇がかかりますが、その力は十分にありますし、来年に向けて一つのトピックが生まれましたね」
 
10年越しのキャリアグランドスラムを経て、史上4人目の連覇を果たした。前人未踏の3連覇という大記録がかかる来年は、また新たなプレッシャーとの戦いになる。マキロイがゴルフ界に新たな歴史を作るのだろうか。グリーンジャケットの重みを知る男の時代はまだまだ続きそうだ。
 
■解説・藤田寛之
ふじた・ひろゆき/1969年6月16日生まれ、福岡県出身。92年プロ転向。国内ツアー通算18勝。2012年に43歳で賞金王を戴冠。マスターズは11年、13年の2度出場経験がある。24年の「全米シニアオープン」2位を足掛かりに、昨年は米シニアのPGAツアー・チャンピオンズにフル参戦。葛城GC所属

関連記事

関連する選手プロフィール・成績

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

関連サイト