<CJカップ バイロン・ネルソン 最終日◇24日◇TPCクレイグランチ(テキサス州)◇7569ヤード・パー71>
ウィンダム・クラーク(米国)が最終日に「60」をマークする圧巻のゴルフで、2024年2月以来となる米男子ツアー優勝を果たした。しかし、その一方でラウンド中の行動が一部ファンの間で物議を醸している。
2023年「全米オープン」覇者のクラークは、今大会3日目に「65」をマークしたものの最終組には届かなかった。それでも最終日に爆発。トータル30アンダーまで伸ばし、キム・シウー(韓国)に3打差をつけてひさびさの優勝を飾った。
話題となったのは最終日9番パー5での場面だった。海外メディアによると、ティショットをフェアウェイに運んだクラークのボールには泥が付着。クラークは一時的な水たまり(カジュアルウォーター)による救済を求めた。
しかし、競技委員は周囲にカジュアルウォーターが認められないとして救済を認めず、クラークは別の競技委員にも確認を要請。再び同じ判断が下され、一連のやり取りには約10分を要したという。その間、後続組のスコッティ・シェフラー(米国)とシウーはティイングエリアで待機する形となった。
この場面はSNSでも大きな反響を呼び、「泥が付いたボールを避けたかっただけでは」「時間をかけすぎだ」といった声が上がった。
あるファンは「ツアーの悪役キャラみたいな魅力すらない。ただ嫌われるだけだ」と辛辣なコメント。現地観戦していたファンからも、「これが終わるまでにドラマ1シーズン見終えられそうだった」といった声が上がった。
クラーク自身はその場面について、「あの泥の付いたボールは本当に難しかった。その後にいいアプローチも打てたので、あそこでバーディが獲れていたら最高の流れになっていたと思う」と振り返った。優勝については、「勝利の輪に戻ってこられたのは本当に最高だ。今年後半もいい流れが続くと思っている」と喜びを口にした。
一方、過去にもプレー中の振る舞いが話題となったことがある。2025年「全米オープン」では思うようなプレーができず、いら立ちからロッカーのドアを破損。その後、会場となったオークモントCCから“出禁”を言い渡せれたこともあり、今回の行動にも厳しい視線が向けられたようだ。
全米覇者の2年ぶり優勝は、圧巻のプレーとともに議論も呼ぶ結果となった。
