全英オープンの出場権がかかる「~全英への道~ミズノオープン」の練習場。話題の新作ドライバーやシャフトをテストする選手が多い中、“古め”なドライバーを振る選手を発見。ギアのこだわりについて聞いてみた。
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今回話を聞いたのが、予選会を勝ち上がって出場する八川遼。「遼」の字を見るとゴルフファンなら誰しもが「りょう」と読みたくなると思うが「はるか」と読む。日本大学を経て、2022年からツアープレーヤーに転向し、昨年プロテストに合格した25歳だ。
そんな八川が愛用しているのが、クレイジーの名器『J-BEAM FX BM-435』だ。448㏄のディープな形状のヘッドで、フェースには「DAT55」という特殊チタンを採用したモデル。一体なぜこれだけ最新ドライバーが出る中で、使い続けているのか。
「僕が中学3年生の頃からなので、もう10年くらい使っています。顔が好きで、操作性もいいですね。フェースが立っているのに、右に滑るミスが出にくいところも気に入っていますね」
ロフトが立てばどうしても球をつかまえ切れずに、右に抜けてしまうことがある。しかし、このヘッドなら「左に打ち出して右に戻す球が簡単に打てる」のだという。そういったヘッドならば最新モデルでもありそうだが、こだわりの理由とは。
「最新モデルも試しますが、どうしても球が高くなってしまって。高い球でロースピンで飛ばすという弾道がイメージできないんです。レーザービームみたいな低い弾道で伸びていく感じの球が好きなので、それはこのヘッドじゃないと打てない。新しいのに替えても、結局このヘッドに戻ってきちゃいますね」
また、アイアンも「最近替えた」というのだが、こちらも2015年発売のヤマハ『インプレス RMX ツアーモデル CB』。このアイアンを選んだ理由をこう説明する。
「もともとミズノの『MP-5』を使っていました。マッスルバックなので、右にペラってしまうミスが嫌で。そこでもう少しやさしいものをと探しているときに中古ショップで見つけたんです。トップブレードがカチッとしていて、丸みがない感じが好きなんです。右ペラも出なくなりました」
さらに、2020年発売のクリーブランド『RTX ZIPCORE』ウェッジにもこだわりがつまっている。
「お世話になっている工房で、毎回バランス調整とソールを削ってもらっています。もともとはワイドなソールなんですが、地面に弾かれることがあって、ソール後方を削ったらそれが出なくなりました。バランスも軽めな方が好きなので、穴をあけてもらっています」
普段から中古ショップに通ってギアを選んでいるという八川。予選会から勝ち上がった勢いのまま、どこまで順位を上げてくるか期待だ。
■八川遼
1W:クレイジー J-BEAM FX BM-435(アーチシャフト 28)
3・5W:Aグラインド BX-F(15・18度/ツアー AD PT-7X)
4U:ミズノ(20度/ツアー AD U-95 X)
4I~PW:ヤマハ インプレス RMX ツアーモデル CB
52・58度:クリーブランド RTX ZIPCORE(DG ウェイトロック X100)
PT:オデッセイ 2ボール TEN BROOMSTICK
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