先週行われた「マスターズ」最終日に、自らのドライバーを叩き壊した2017年王者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、14日、自身のソーシャルメディアで謝罪した。
「マスターズ日曜日の僕の行動を謝りたい。マスターズとオーガスタ・ナショナルGCをとても尊重しているし、価値のあるものだと思っている。自分の行動を深く反省している。あのような振る舞いは、我々の競技においてあってはならないもので、マスターズ、パトロンの方々、大会関係者、そしてゴルフファンへの私の敬意や感謝の気持ちとはかけ離れているものだった」
発端は最終日の2番ティでのこと。ジョン・ラーム(スペイン)とペアだったガルシアは、ティショットを右バンカーに打ち込むと、ドライバーを手にしたまま怒りから2度ほどティグランドを叩きつけた。これで芝を傷つけると、ティグランドにおいてあるクーラーボックスもドライバーヘッドで一撃。ヘッドは根元から折れ、それを自らの手でもぎ取った。
バンカーからのセカンドショットを打ったあと、なぜかガルシアがラームのキャディバッグを担ぐ姿も。「ラームのキャディがバンカーを直していたから、僕のキャディが2つバッグを担いでいた。だからキャディに距離を測れるようにと1つ持って歩いただけだ、大したことじゃない」とホールアウト後に説明している。
2番以降はドライバーなしでプレーし、「3番ウッドでティショットを打っただけだ」。結果的に最終日は「75」で回り、トータル8オーバー・52位で大会を終えると、プレー後も苛立ちを隠さなかった。
4番ティでオーガスタ・ナショナルGC競技委員会のジェフ・ヤング氏がガルシアと話すシーンも見られ、委員会から「行動規範の警告」が与えられたと思われた。しかしガルシアは囲まれた記者に「何を話したかは教えない」とぶ然な対応。「1年ずっとフラストレーションが溜まっている。誇れることではないけど、よくあることだ」と、この日は反省の弁は聞かれなかった。これにより歴代チャンピオンにとって不名誉な出来事だ、と厳しい批判を浴びていた。(文・武川玲子=米国在住)
