<リゾートトラスト レディス 2日目◇29日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6500ヤード・パー72>
最終ホールの大ピンチをボギーでしのいだ吉澤柚月が2つスコアを伸ばし、トータル4アンダー・3位タイで決勝ラウンドに進出した。QTランキング76位で迎えた今季だが、限られた出場機会の中でポイントを積み重ね、すでに第1回リランキングの突破は確実。初シード、初優勝へ、このまま自分のゴルフを貫いていく。
単独首位で迎えた9番パー4。吉澤のティショットは右の池に沈んだ。「そんなに悪いショットではなかったんですけど、ブワーッと風に流されて…」。残り95ヤードの3打目はグリーンをショート。4打目のアプローチもショートし、7メートルが残った。
「アプローチをミスっちゃって焦りました。ボギーパットは上りのスライスライン。お願いだから入ってくれって(笑)。あれで全部のミスが帳消しになったのでナイスボギーです」。最後のパットが決まったからこそ、笑顔で振り返ることができた。
前半は快調だった。初日に3連続バーディでスタートしたのに続き、この日も10、11番で連続バーディ。18番パー5では4メートルのバーディパットを沈めて折り返した。「前半は他にもチャンスがあったけど、後半は風も出てグリーンに乗らないホールも増えたので、耐えるゴルフでした」。それでも、アプローチとパットでしのぎ、大きくスコアを崩すことはなかった。
ホールアウト時点では首位タイだったが、本人は全く気づいておらず「そうなんですか? コースと風に負けないように頑張っていたので知りませんでした」。まだ予選ラウンドということもあり、自分のプレーに集中していた。
とはいえ、これが決勝ラウンド、特に最終日となると同じ気持ちではプレーできない。「最終日に伸ばせていないことが多くて、それはパッティングで流れを作れないのが原因だと思っています」。今季は15位以内が3度あるが、いずれも最終日に順位を落としている。「チャンスについた時に欲が出ていると思うので、それをうまくコントロールできたら」。さらに上に行くための課題がここにある。
その前にまずは3日目。「風とコースと仲良くできるように自分のゴルフをして、アンダーで回れたら。まだ3日目なので、意識せずに頑張りたいと思います」。昨季の年間女王・佐久間朱莉、河本結ら、今季の優勝者が並ぶ上位陣の中で最後まで存在感を発揮したい。(文・田中宏治)
