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【辻にぃ見聞】申ジエ、驚異のフェアウェイキープ率を生み出す“超オンプレーンスイング”
【辻にぃ見聞】申ジエ、驚異のフェアウェイキープ率を生み出す“超オンプレーンスイング”
配信日時: 2016年10月31日 22時25分
「2つの拇指球の上で立って、お尻をすっと上げたシンプルなアドレスが特徴。打つ前には必ずシャドースイングをしますが、手首を使って体の右前面でクラブを立て、また左前面でもクラブを立てるようにV字を描くように振るんです。そして本番ではそれに体の回転を合わせて振る。リストワークと体の回転が完全にマッチすると、綺麗な円を描くスイングになる。“超”がつくぐらいオンプレーンになるんです。彼女はスイング中、クラブが身体から離れません。ボールへのクラブの入射角が正確なので、スピンも正しくコントロールできるんです」。
またウェッジワークの巧みさもジエの強さ。「9番パー5でジエさんのイーグルを見ていました。75ヤードを直接カップインさせていましたよね。あれで流れを完全に自分に引き込みましたよね。グリーン周りもスピンコントロールも素晴らしい。ショット以外でもスピンコントロールはとても重要です。チップショットで状況に応じて、球足(※コロがし)を使うか使わないか、などの引き出しも豊富ですよね」。飛距離はなくとも正確性と寄せの技術ではジエの右に出るものは、国内ではそうはいない。
■ キャディに聞くことは2つだけ
ジエは平均バーディ数1位につけているが、ショット、アプローチの精度に絶対の自信を持った上での“強気のマネジメント”が大きな理由。辻村氏がジエのキャディを務める佐々木裕史氏から聞いたところによると…
「例えば残り180ヤードの2打目だったら、ジエさんは“エッジまでの距離”と“そこからピンまでの距離”、この2つしか聞かないそうです。それを把握した上で打つ必要なキャリーを決める。他の余計な情報は一切頭に入れない。基本的ピンに届かない番手は持たないのは相当の自信の表れ。バーディ数1位なのはこの部分が大きいでしょう。それもこれもショートサイドや奥に外した時にも寄せられる技があってこそできるこそですけどね」。
この優勝でジエの今季の目標、賞金女王が視界に入ってきた。「今のモチベーションは完全に日本の賞金女王。アメリカでも女王になり、ロレックスランキングでも1位に。韓国ツアーでも女王になっていますので“日本ツアーでも”といいう思いは強いでしょうね。とはいえ差はまだ3千万円あります。昨年勝った最終戦のリコーカップまでにどの程度差を縮められるかが勝負のポイントとなるでしょう」。終盤戦に向けて10日間の合宿を張ってトレーニングをするなど、今季にかける思いは強い。首位を走るイ・ボミに3試合でどれだけプレッシャーをかけられるかも重要だ。
またウェッジワークの巧みさもジエの強さ。「9番パー5でジエさんのイーグルを見ていました。75ヤードを直接カップインさせていましたよね。あれで流れを完全に自分に引き込みましたよね。グリーン周りもスピンコントロールも素晴らしい。ショット以外でもスピンコントロールはとても重要です。チップショットで状況に応じて、球足(※コロがし)を使うか使わないか、などの引き出しも豊富ですよね」。飛距離はなくとも正確性と寄せの技術ではジエの右に出るものは、国内ではそうはいない。
■ キャディに聞くことは2つだけ
ジエは平均バーディ数1位につけているが、ショット、アプローチの精度に絶対の自信を持った上での“強気のマネジメント”が大きな理由。辻村氏がジエのキャディを務める佐々木裕史氏から聞いたところによると…
「例えば残り180ヤードの2打目だったら、ジエさんは“エッジまでの距離”と“そこからピンまでの距離”、この2つしか聞かないそうです。それを把握した上で打つ必要なキャリーを決める。他の余計な情報は一切頭に入れない。基本的ピンに届かない番手は持たないのは相当の自信の表れ。バーディ数1位なのはこの部分が大きいでしょう。それもこれもショートサイドや奥に外した時にも寄せられる技があってこそできるこそですけどね」。
この優勝でジエの今季の目標、賞金女王が視界に入ってきた。「今のモチベーションは完全に日本の賞金女王。アメリカでも女王になり、ロレックスランキングでも1位に。韓国ツアーでも女王になっていますので“日本ツアーでも”といいう思いは強いでしょうね。とはいえ差はまだ3千万円あります。昨年勝った最終戦のリコーカップまでにどの程度差を縮められるかが勝負のポイントとなるでしょう」。終盤戦に向けて10日間の合宿を張ってトレーニングをするなど、今季にかける思いは強い。首位を走るイ・ボミに3試合でどれだけプレッシャーをかけられるかも重要だ。